BH-275×275×12×55

新建築 2011年 03月号 [雑誌]

新建築 2011年 03月号 [雑誌]


表紙を飾るフォーラムビルディング。
外周の梁の断面がBH-275×275×12×55、柱がφ270-44。
仕口は鋳物。
尋常じゃなく暑苦しいです。

どんな構造計画かまではわかりませんが、この断面を見る限り、持てる鉄のすべてを使って力業で解決しました!!としか見えません。ごく一部に規格外の部材を用いることはうなずけますが、全部が全部がこれでは、最初の基本計画に無理があったのではないかと思います。
このエレベーションを実現するために、避難安全検証法を使うとかCFTとかにして常識的な鉄骨にするとか、やりようはいくらでもあるのではないかと疑ってしまいます。
というか、設計者の意図はエレベーションなので普通のカーテンウォールじゃだめなの??

このような矩形図が恥ずかしげもなく雑誌に掲載されるようでは、世も末だ。
これだけ鉄を使ってCO2を排出しまくる建築をやる建築かもちょっとねぇ。
と思って構造設計を見ると/(^o^)\ナンテコッタイ
すごく見覚えのある会社でしたとさ。

地味にうちの事務所も載ってますね。
意匠事務所に教えてもらうまで知らない社長+署員もどうかしてますがw。