現実の見えない人たち

3・11後の建築と社会デザイン (平凡社新書)

3・11後の建築と社会デザイン (平凡社新書)


私にとっては、現実の見えないたわけた観念論者の本でした。
『復興にゼネコンをからませると、ゼネコンに一時的にカネが落ちるだけで真の復興ではない』とかいうくだらないことがマジメに書いてあります。筆者の頭の中では、ゼネコンの監督がラジコンで重機を動かして工事しているのでしょうか?てんでお笑い種です。人が作っているのです。結局人にカネは落ちています。
『東京の会社に頼んでも地元が絡めない。地産地消で住宅を』とかもうね。大工さんは仕事道具を流されて何にもできないのですよ。
こんなこともわからない紙の上だけの観念論者が、ご大層な本を書いて本当に反吐が出ます。こんなことをいっている連中が建築家を名乗るとは許しがたい。
被災地に入っている現実的な建築家さんは、『つまらないことを言ってゼネコンを遠ざけて作業が遅れるから困る』とおっしゃっていました。
ついでに、『経済成長はやめよう。技術の発展は諦めよう』シュプレッヒコールもついてました。朝日新聞と日経新聞の読みすぎです。科学技術に根があるハズの建築屋が科学技術を否定するなど言語道断です。速やかに死んでいただきたいと思います。
阪神の震災の時は、比較的現実論者が多かったので『とりあえず耐震補強。とにかく黙ってブレース入れろ。金は出す』という号令の元、かなり補強が進んだ結果今回の地震でも、そんなにひどい目にはあわなかったみたいです。翻って、今日のように観念論者の時代では、そういった物理的な方策は取られることはないと思うので、この先の大地震ではさらに大きな被害を呼ぶでしょう。
私は比較的現実論者の原理主義者なので少数派なのですが、観念論者は現実と数字を見ないのでキライです。話しててつかれるもん。そして、あまりの頭の悪さに馬鹿馬鹿しくなるという悪循環w
ついでに、著書の中に『twitterで議論して〜』みたいなことが何回か出てきましたが、彼らの議論は高々140字でできてしまう下らない内容なのでしょう。とても高等教育を受けた人間のいうことではありません。


ふと思うのですが、あれだけの更地空間と瓦礫の山という、とんでもない需要があるのに何故建設業が死んでるんだ・・・・。特需じゃん。まぁ、たわけた観念論者のおかけで取り掛かれないんでしょうけど。
たとえば、東北地方に世界最高の振動台を作って、原発で使うものはすべて揺らします。何が何でも揺らしたものしか使いません。ついでに水も掛けます、みたいな研究施設があれば普通に人集まりますよ?事業規模としては2000億くらい?
E-ディフェンスのように、木造住宅揺らしますなんてオモチャ相手はしません。超高度な解析を行う実験にしか貸与しませんとかいったら、奴隷待遇でも行くわ。


研究室の忘年会で面白かった小噺。
外国人からすると、このクソ円高で地震で放射能で終わっている日本から逃げないのがありえないらしい。カネでカナダあたりに日本と同じ領土を買い取って移住できるのに、何故しないの?という素朴な疑問。
で、研究室のボス曰く「昔から地震+台風+大雪+洪水なんでもござれで、逃げたい人はみんな逃げた。それでも逃げなかった人の末裔だからそういう発想はないんじゃね?」
これもある意味日本人論です。


凋落の兆しは2004年からあった
ちょっと古めの記事ですが。

ところが次に「営業利益率を見てみると、サムスンは常に約30%なのに、なぜ、貴社は数%しかないんですか?」と聞いてみると、「そうなんだ、営業利益率がなぜ10倍も違うのか、自分にも分からないんだ」と言われた。これには驚いてひっくり返りそうになった。

どう考えてもサムスンの利益率のほうがおかしい。原価率が高くなるのは当然。どうも、この記者はサービス業と混同しているらしい。経済記者がこのレベルなんですぜ?
これもメーカの現実が見えていない記者が書いているのでしょう。


山登りまくってきた写真をうpする

登る予定の山:雨飾山(6)、白馬岳(9)、草津白根山(3)、浅間山(4)、四阿山(6)、燕岳(9)、常念岳(10)、美ヶ原(0)、霧ヶ峰(1)、八ヶ岳(8)、蓼科山(5)、御嶽山(6)、空木岳(11)、焼岳(5)、薬師岳(12)、劔岳(15)
#括弧は事前調査による想定難易度。5以下はハイキング、11以上は素人お断りレベル

夏に白馬行きましたが、完全素人を連れて行くのはちょっと無理だと思いました。
学生時代にゼミで雨飾山登りましたが、かなりしんどかったです。
昔は、戸隠とか完全素人お断りレベルに行っていたみたいですが、よく死人が出なかったな・・・・。
本気モードの鎖場とかありえんわ。
構造系の研究室は、なぜか山登りでしたねぇ。