これぞステマ

そこまでヒドイの? ケア・テーカーと呼ばれている日本人支社長たち
日経の『だから日本はダメだ』キャンペーンの一環でしょうか。
結構若い人としゃべっていると、『日本企業は非効率だからダメだ』とか『合理化しないと生き残れない』とか聞きます。確かにそうなんだけど。
成果主義が役に立つのは、よーいどんで走れるまっさらなプロジェクトだけで、世間にはそんな恵まれた白紙に絵を書くようなものはありません。大体が、前任者が逃げたとか過去の負の遺産だとかそういったものの敗戦処理から始まります。となると、成果もクソもなくとにかく生き延びるので精一杯で、利益率とかどーでも良くなります。トントンなら喝采ものです。野球にたとえれば、1回の表ノーアウト満塁0-9からのロングリリーフで、勝ち星がないとかいう評価になりかねません。勝てるかっつーの。
会社辞めるときに、人事からは成果が無いとかボロクソに言われて喧嘩別れしましたが、この手の敗戦処理している人間をそこそこ評価しないと会社として成立しなくなっちゃうと思います。ま、足りなきゃ中途採用でいっかというのもひとつの判断ですが。
となると、優秀とかそういうのは味付け程度で、年功序列が一番みんな幸せになれるのになぁ。なぜ、それをしないか?私は典型的な老害と呼ばれる人種ですがねぇ。元の会社の同期で優秀だな〜と思っていた人は、皆さん現場はずされたり、辞めたり、飛ばされたり、社内外から吊るし上げに合って故障したりしてました。企業にあって、人より優秀というのは不幸にしかならないですねぇ。


芥川・直木賞候補11作決まる
新本格の中で最大のクソ・素人以下と評された歌野晶午がノミネートされているのに感動。15年間もじわりじわりと続けてここまでやってきました。続けることは大事です。
でもね、『長い家の殺人』はクソです。

新装版 長い家の殺人 (講談社文庫)

新装版 長い家の殺人 (講談社文庫)


新本格という超懐かしいワードに反応して。

コズミック (講談社ノベルス)

コズミック (講談社ノベルス)


1200人が1200の密室で死ぬというストーリー。
これがね、もうなんというかクソ中のクソな出来なのです。生半可なクソではなくて、これを下回る駄作が世の中に存在するのか?と言ってもいいほど。壁に投げつけました。
ただ、1996年という時代にこのキャラ萌えは早すぎた。今思うと。
探偵がたくさん出てきて、それぞれ独自の推理方法なのですが・・・・

集中考疑(しゅうちゅうこうぎ)- 全神経を事件の一要点に集中し、一瞬で推理を進行させる。
神通理気(じんつうりき) - 推理に必要な手掛かりが全てそろうと、一瞬にして真相を悟ってしまう。
ファジイ探偵 - 曖昧な推理(女の勘など)から核心に辿り着く。
悟理夢中(ごりむちゅう) - 眠りに落ちて推理力を高める。
潜探推理(せんたんすいり)- 自らの潜在意識を探ることで意図的に天啓を閃かせる。あくまで天啓であるため、いつ閃くかは分からない。
不眠閃考(ふみんせんこう) - 自身の理論では、人間の脳は起床後約30時間で冴え始め、約90〜95時間で天啓を閃考させられる

このキャラ立ちは、とある魔法のなんちゃらまんまですね。数年前デビューなら、電撃文庫からでアニメ化されていたでしょう。当時のラノベはスレイヤーズとかだったのでなおさら。
早すぎてジャンルを間違えた逸材といったところでしょうか。
ところで、再度言いますがこの小説はクソです。