読了めも

PEACE MAKER 8 (ヤングジャンプコミックス)

PEACE MAKER 8 (ヤングジャンプコミックス)


主人公2人が退場した後の第2部。過去のサブキャラが強くなって帰ってくる展開は燃え。
皆川氏の描く女性は基本的にかわいくないのが問題じゃ。
しかし、寸胴気味の過去のヒロインに比べて、ニコラちゃんのなんと安産型の腰周りか。
乗馬キュロットのスタイルもグッド。
スプリガン、ARMSと映像化にはかなり恵まれていませんが、中規模ヒット作をコンスタントに出版できるのは、作家としての幅が広いからでしょうね。

奇面館の殺人 (講談社ノベルス)

奇面館の殺人 (講談社ノベルス)


文章が長すぎて、中篇のネタを長編に引っ張った感じが。まぁ、暗黒館よりもマシだったとするか。
このシリーズの魅力は、いわくつきの建築で、館の平面図をニヤニヤしながら眺めるのが正しい読み方と思いますが、本作はまったく平面図の必要なしでした。時計館や迷路館は飽きることなく、平面図を見ていたものですが。

これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)


世間でちょっと前に流行っていたみたいなので読みました。
やはり、流行りモノは私は受け付けないようです。個人的な思想として、モラルとか正義とか民意とか言う人間は99%ろくでなしだと思っていますので。そもそも、歴史の浅い移民国家の人間ごときが、極東まで来て正義を問うとか、意味分かりません。
日本人のメンタリティの多くは、『お天道様が見てる』で説明できちゃうと思うんだけど。曇りの日は、ごにょごにょ悪いことしちゃうとかね。
内容的には、頭のいい東大生が好きそうな話だなーと思います。ベストセラーになったのは、マーケティングの勝利ですね。


芥川賞・円城塔「伊藤計劃の遺した物語を継ぐ」
だそうです。
円城氏の本は、我が家では積読になっているのでいつかは読まねば。文体がな〜。
伊藤計劃の独特の乾いた文体にしてくれるのかなぁ。

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)