錦の御旗の元に!!

がん対策 初めて喫煙率の目標値
私は喫煙者なので、いまひとつ納得のいかないタバコ行政。
タバコ税の話でいけば、値上げしたときの財務省(当時は大蔵省か?)の本音は、
『あーあ。財政的に厳しいし、取りやすくて文句の出なさそうなところの税金上げるか』
『取りやすいからとか、ぶっちゃけトークするとマズイので健康のためにでも銘打っておくか』
だったように思います。それはそれで、大人の世界のお話なので非常に納得がいきますし、そうすべきだと思います。何事も大義名分は必要です。
翻って、現在の状況。
明らかに『健康を害するものを摂取している人間には税金を課す』という主張がまかり通っています。この手の主張は、本音を隠すための建前に過ぎなかったのに、なぜか建前こそが重要であると言う本末転倒な状況に陥っていると思います。挙句の果てに、肺がん患者にかけるコストが非常に医療行政を悪化させているなんていう、トンデモ説まで飛び交っている始末です。
完全に『健康のために!』という錦の御旗が暴走していると思っています。
で、この記事と前後して。
【国民健康・栄養調査】喫煙割合が男女とも減少‐平均で2割切る

また、所得別に生活習慣を分析したところ、所得の低い世帯ほど、朝食を抜いたり、運動習慣のない者や喫煙者の割合が高い傾向が見られた。

情報の出所は上記と同じ厚生労働省の報告書ですね。完全に、不健康・喫煙者に対するバッシングです。喫煙者は底辺に多いと、大声で主張されるようになったのはここ数年くらいだと思います。
まぁ、健康的であることに越したことはないと思いますが、世界有数の喫煙率の高さ・残業時間の多さ・各種公害・紫外線浴びまくりのくせに、世界有数の長寿国であるという理由を、健康ファシストの人はなかなか教えてくれません。彼らは、あくまでただの観念主義者なので説明することは不可能でしょうけど。


ちなみに、私は公共空間の分煙には賛成です。
服にタバコの匂いがつくのが嫌です!とか言われると、確かにおっしゃるとおりです。
でも、そこで匂いがつくのがいやだから、お前は禁煙しろと言うのは道理が通っていないと思います。
分煙は技術的に解決可能な問題であるのに、それをしないのはとても愚かな選択でしょう。


サクラ大戦3 OP 御旗のもとに

御旗のもとに乙女が集うのは、アニメかゲームの中の話にしておいてほしいものです。
しっかし、この作画が15年前か。最後のラインダンスシーンとか、すさまじい出来ですな。