ガラパゴス??

【中国ブログ】日本人の建築理念は正しいが「中国では通用しない」
これも一種のガラパゴスと言われることか?

  すべて日本人の方法で施工すると建設コストはどんどん高くなってしまうと語る筆者は「確かに高品質なものを提供したいと思うが、それで販売価格が市場の限界を超えてしまうと誰も購入できなくなってしまう」と述べる。それを指摘しても日本人は考えを曲げることなく、「われわれが要求している品質は決して高すぎるものではない」と答えたという。

私も技術屋の端くれなので、この意見にはすごく同感します。いまさら、昔通ったレベルの低い工法をやる気にならないのです。『だから日本の技術者はだめなんだ』と言われますが。。。。失敗することが分かっていて、わざわざ低レベルな製品を世に送り出すことは出来ません。日本国内は競争がないからダメだと言われますが、世界にはないレベルで競争してきたんですがねぇ。なかなか分かってもらえません。桁違いに大きな自然災害を前提とした設計を、そこらの設計事務所のオッサンが一人でやっている国もないのでは?


海外の設計基準では、性能評価型が一般ですが本当に実物でその耐力が証明されているのでしょうか?ノースリッジ地震以降、先進国の都市部で大地震の洗礼はあったのでしょうか?また、極大自然災害の洗礼はありましたか?カトリーナでは、結局ニューオーリンズの町を廃棄することになりましたが、建物が性能を発揮したといえるのでしょうか?
建築の構造設計に関しては、どうしても理論に基づく性能評価型のほうが受けがいいのは分かっていますが、やはり旧来の演繹型の設計手法の方が最終的な安全は守れると思います。日本ほど都市部で地震が起きまくっている国はないでしょうし、その歴史は正しく作ることを教えてくれています。
相変わらず建築学会や馬鹿げた設計者は、性能設計だと言っていますが2000年の法改正の後で日本で性能設計が根付かなかった理由を良く考えるべき時期に来ていると思います。若い設計者を見ていて思いますが、仕様規定をないがしろにしすぎです。なぜ、その仕様規定があるのかも知らないのに、変な設計をしすぎだと思います。
と、私はゴリゴリの保守派の抵抗勢力なので業界内で浮いてるなぁ。

落とし穴住宅にダイエット鉄筋=低所得者向け住宅は「手抜き建築テクの百科事典」
ダイエット鉄筋って。。。。。。斜め上の発想過ぎる。
普通は、1サイズ下の鉄筋を入れるとか、低強度なモノを使うとかなんだけどさ。
この無駄な情熱があれば、いつかは良い建物ができる。。。。。と思うよ。


15日で30階建て作っちゃうぞ!

杭は限りなくアヤシイし、検査も一切してないんだろうけど。。。。。
架構形式は合理的だし、床は良く出来ていると思います。日本のハウスメーカーがやっていることを、そのまま一気に大規模にやっちゃった感じですね。
模型のスケールは1/10くらいで、これまた板厚や接合部が超あやしいスケーリングなんだけど、実際に揺らしているのはすごいなぁ。周期がすごく短いので、たぶん剛性が高すぎる側に模型が出来ちゃってるんだろうけど。そして、ごっつい引抜が出てて設計不可能だと思うの。
かくも中国はエネルギにあふれていて、侮れない国です。