いったいいつになったら卒業するというのか?

今週のお題「卒業」
まぁ、アニメだのマンガだのゲームだのです。
作家の小野不由美氏の15年前のゲームエッセイ『ゲームマシンはデイジーデイジーの歌をうたうか』の中の一文に、当時齢61歳にしてパソコンおたくを経て日夜ファミコンとスーファミの中で世界を救っているタロウ氏が出てきます。

そんなタロウ氏は『ゼルダ』をやりながら、こんなことを言っていた。
「もしも若いころにコンピュータができていたら、きっとおれの人生も変わっていただろうなぁ」
タロウ氏の言葉には説得力があった。わたしはなんとなく感動してしまった。
年をとれば心も体も硬直する。運動能力が低下するのは自然の摂理だからしかたないが、心が硬直するのはいくらでも止められる。タロウ氏がその証明だ。
私はジュニア小説の作家で、仕事柄ファンレターが大量に来る。その中に「そろそろアニメを卒業しようと思います」というのがあった。この少女は16歳だが、すでにタロウ氏よりも心が硬直している。

前の会社の上司のおっさん・じいさん連中は変人が多かったのか、ことごとく漫画読み・パソコンおたく・ハードウェアおたく・鉄オタク(steelね)などなど、脳内が小学生の低学年か!と一喝したくなるような人間が多かったのですが、彼らの心は硬直してなかったなぁ。あまりにフリーダムで周囲は大変だったかと思いますがwww
と、どうやらあと30年は心が硬直していない例が近くにあったので、私もまだまだがんばれるわ。

ゲームマシンはデイジーデイジーの歌をうたうか

ゲームマシンはデイジーデイジーの歌をうたうか


十二国記屍鬼しか知らないファンは、絶対に作者に対するイメージが大きく崩れます。

104 名前:名無しさん@12周年[] 投稿日:2012/02/11(土) 22:58:13.96 id:gR8BJMbaO

「84になるおばあさんのゲームの相手をして欲しい。俺にはお手上げ。
どうせお前暇だろう」と、在宅介護の仕事をしている友人から電話があった。
彼は高校時代からの友人で高校、大学では野球部。即福祉への道へ進んだ。
ゲームなどとは無縁だ。逆に俺は根っからのパソコン少年。

どうせ暇だろうは無いだろう、とは思ったが、彼にはここには書けない
借りもありどうせ暇だったし天気も良かったのでたまには良い行いでも
するかと指定された住所に向かう。

しかし、84でゲームとは。時代は変わったもんだ。麻雀か何かかな。
婆さんの印象は本当によくある設定の婆さん。ふっくらとした感じの体形で
ちょっと背が曲がっててニコニコしてる。

軽く自己紹介を済ませて婆さんが取り出す老眼鏡とPSP。ゲームはモンハンだった。
婆さん曰く「雌火龍の逆鱗が出ない」とのこと。
つか婆さん指使いはえぇ!!!今も現役でピアノをやってるとのコト。

とりあえず何度かリオレイア討伐に挑戦していただき、頭破壊の方法を伝授。
4回目にして見事入手に成功した。
 
婆さんはアドホック対戦で一緒に冒険ができることを知らなかったらしく
「これなら孫とも遊べる」と大喜び。
その日から、婆さんと俺は毎週末冒険に出かけた。

と思ったら、84歳でもモンハンかよ・・・・。
ゲームやる時間ねぇ、とか泣き言いっている場合ではない。
そういえば、うちの母も久々にDSの脳トレを再開したらしくさっさと脳年齢が20歳になってたわ。私50歳。あかんやん。

70歳のプレイ。
いや、普通にスゴイです・・・・・・。