なかなか終わっている件

若者の雇用 深刻な状況浮き彫りに
若者の2人に1人が働いていない件について。
若者がどーのこーの言うレベルではないですなぁ。
私もさっさと会社をドロップアウトした口なので何とも言いがたいですが。
20代の人間に対して「プロジェクトの全責任を取れ」とか迫る社会は狂っていると思います。私としては首吊るくらいしか責任取れませんが、せめてそう言うのならば命懸けで請求書を持ってきて欲しかった。それくらいの根性を会社の人には見せて欲しいものです。まぁ、当然大喧嘩になりましたが。


JSCA 震災踏まえた構造設計の提言案

 日本建築構造技術者協会(JSCA、金箱温春会長)は、非構造部材への構造設計者のかかわり方を明らかにした。天井や仕上材などの非構造部材は、だれが責任を持って耐震設計をしているのかが不明確だったが、構造技術者として力学的挙動や変形性状を把握し、意匠設計者や施工者に取り付け方法まで含めて適切にアドバイスする役割を提言している。また、非構造部材は施工段階での設計変更が多いことを踏まえ、現場での確認体制の確立が必要とした。 =関連2面
 これまで、構造設計者は特殊なケースを除いて非構造部材に関与する機会が少なかった。JSCAは、東日本大震災で天井の落下など非構造部材の被害が多発したことを踏まえ、7月に策定したアクションプランに対策を盛り込み、ワーキンググループ(常木康弘主査)で検討してきた。
 今回まとめた提言では、構造設計者が非構造部材の詳細を理解し、意匠設計者と意思疎通を図りながら設計方法に適切なアドバイスをする必要があるとした。また、ALC(軽量気泡コンクリート)やPCa(プレキャストコンクリート)などのパネル仕上材は、構造設計者が支持部材への荷重を適切に評価し設計する必要性を指摘した。
 構造設計者の役割のほか、適切な施工に向けたルールづくりや、既存建物で人命にかかわる部位の早急な補強、地震を経験した建物での保有耐震性能の確認、大変形に対して追従可能な仕上材のディテールの開発など非構造部材の耐震・安全確保策を提言した。金箱会長は「幅広い取り組みであるため、JSCAだけでは対応できない」と、他団体との連携の必要性を強調した。

ハイハイ、構造設計者が全部責任取ります。
死ねということですね。分かります。
この馬鹿げた観念論者の集団であるJSCAがさっさとなくならない限り、マトモに構造設計をやろうという若者は出てこないでしょう。JSCAの会員費をひたすら未払いで幽霊部員をしていた方々を知っていますが、こりゃ払う価値ないわ。
こういった連中がする馬鹿げた提言って、われわれの就業形態が『請負』とか『委託』であるということを考慮してるのかね?普通の商品売っているのとは違うんですが。エライ先生方には、そこのところをよく考えていただきたい。
というか、今回天井でバカ騒ぎしていますが、こんなもんは以前の地震から言われてたことで、そこらじゅうの体育館でばかすか落ちていましたよ。いまさらバカ騒ぎするセンスのなさが致命的だな。
私がいまひとつ若い人を事務所に誘う気になれないのは、こういった馬鹿げた流れで人生を台無しにしてしまうのは忍びないという遠慮があるからです。こういう、われわれの職能が責任取ります宣言するバカは自分では責任取りません。いつも割りを食うのは底辺です。
ちなみに、このWGの主査の会社は、私に言わせれば超一級の観念論者の集団です。
鉄筋不足マンション“記録上は適切施工”でミス見抜けず、監理の日建設計
現場も見ていないバカどもの会社の人間が、取り付け方法を理解して〜なんて提言しているわけです。バカも休み休み言って欲しいものです。
真面目に構造屋やっている人間は、そろそろ怒ったほうがいい。というか、すでに手遅れかもしれんが。


大学秋入学は就活問題を改善するか

企業に「どのような人材を採用したいですか?」という質問をすると、回答上位を占めるのは、「将来ビジョンがある人」「コミュニケーション能力が高い人」「国際的視野を持った人」といった内容である。しかし、たかが数回の面接で学生の将来ビジョンなど分かりようもないし、コミュニケーション能力を重視し過ぎると、口だけ達者な「マニュアルタイプ」が増えてしまう。
これらにも増して違和感が強いのは、学生に対して一律に国際的視野を求めることである。国際的視野など、ごく一部の学生が持てば十分だろう。ユニクロやコマツであれば、当然のように海外でハードワーキングする覚悟がある学生が必要だが、経団連以外の大多数の企業はそのような人材を必要としていない。むしろ、人手不足が目立つ、医療・介護分野、地方の企業はユニクロと異なったタイプの人材を必要としている。企業が必要とする人材を語る時、どうしてもユニクロ型の人材を対象にするが、大多数の学生はそれを目指していないのだ。

50代の管理職は気がついてます。いい加減、まともに働ける人間を入れないとヤバイと思っているでしょう。有望株は30前後でさっさと辞めるし。中途採用は入れたら入れたで、正社員を駆逐する上にすぐ辞めるし。
気がついていないのは、採用担当の30代半ばとかでしょうね。この連中はどうにもならん。
ミスマッチとかたわけたことを言って、若者の能力が低いとか喜んでいる記事も見かけますが、完全に脳みそが硬直しているのは企業の方なのに。大きな会社にいたことがありますが、将来ビジョンのある人間なんていなかったし、国際的視野どころか目の前10cm見えてない連中がゴロゴロしてましたよ。
いろいろな大手企業のおっさんや、心がおっさんの人の話を聞いていると、問題は新卒ではなく30前後の一日30時間働いて最前線で戦う人間がまったくいないことだと聞かされます。皆さん、嫌気がさしてさっさと逃げるそうで。そりゃ逃げるわ。