建設業のイメージ

ま、3Kですわな。その中で建築家だけがやけにインテリの扱いですが。。。。
私に言わせれば、建築家も3kです。利益が相反するいろいろな人たちを、飴と鞭を振るいながら使い倒さないといい物はできないので、とっても調整で疲れると思います。最近の人は、『話せばわかる』という甘い考えの人が増えてきましたが、職人なんて話しても説得してもやってくれません、普通は。だいたい、ド素人が『こんな風にやってください!』とか言っても『やだ』で終わります。そこを何とか理詰めで説得するか、泣き落とすか、土下座するかは人それぞれですが・・・・・。


業者にもいろいろといて、普段お付き合いするのは躯体職の方々。基本、体育会系か軍隊系ですわな。鉄筋工やら土工は真似できなくはなさそうですが、私の中での一番の不思議業種は左官です。
大工とかは、道具の設定とかあるんだろうな〜とか思いますが、左官だけはあのただの金鏝で平面を作れるのが本当に驚きます。目安のレベルは出てても、完全に手先の感覚のレベルです。あれだけは絶対にまねできないと思う。そして、何がすごいのか一番わかりにくい業種でもあるわな。知らない人が見たら、表面をなぞってるだけだし。

ようつべには何でも動画ありますね。
私の予想によると、この動画の撮影時刻は深夜2時ぐらいでしょうかね。ご苦労様です。


とか言うネタを思ったのは、NHKドラマの「鉄の骨」のショートクリップを見たからです。業界の中の人からすると、これはありえんわw
http://youtu.be/T5Q_4BU8oYg

・現場走るな。
・安全帯しろ。
・ヘルメットのあご紐の緩みはなんや。
・現場で口げんかはいいけど、手をだすな。

原作も読んだけど、ありえないくらいにツッコミどころ満載でした。ヒロインはクズだろ。
とかね。まぁ、銀行マンがイメージで書いたんだな〜という捉え方しかできません。

私は、よく建設業界のことをネタにして冗談を言いますが、聞いている人からすると『4コマ漫画みたい』と言われます。まぁ、オチ付きの3段論法に仕立て上げることが多いからな〜。大体、ネタまみれすぎてフィクションだと思われることが多いですね。

先ほどの『現場走るな』を例にとると、
(`Д´) 早くこっち来い!!

走って向かう

(`Д´) 何走っとるんじゃ!ボケが!!

歩く

(`Д´) 何歩いとるんじゃ!アホが!!

傍から見ていると、コントかギャグですけど、こんなモンですな。

談合の話だと、Oさんの暴露本が面白かった。そこまでがんばるか。。。。

「談合業務課」 現場から見た官民癒着

「談合業務課」 現場から見た官民癒着


建築をネタにした小説でいくと

灰色の砦 建築探偵桜井京介の事件簿 (講談社文庫)

灰色の砦 建築探偵桜井京介の事件簿 (講談社文庫)


この辺とか
笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)

笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)


この辺とかですね。超マイナジャンルです。
長らく建築関係をウロウロしてますが、案外森博嗣の世界観が、実際に一番近い気がするわw
SFでいくと
第六大陸〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

第六大陸〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)


これはゼネコンの話ですね。作者はゼネコン出身らしいですがw