消費税を上げるって正気?

政局の話題なので、政策的にはクソですな。
そもそもの発端は、昔から消費税増税は言われてました。にわかに盛り上がったのは、復興構想会議でBNPパリバの何たら言う人が『復興に当たっての予算は増税によりまかなうべきである』とか、たわけたことをおっしゃったのが印象に残っています。世間でも『まぁ、しゃあないな』くらいの認識でした。
このあたりで、S&Pが日本国債の格下げを行って『日本国債が破綻する!国債バブルだ!財政破綻だ!増税だ!』という流れになりました。ところがどっこい、一向に日本国債の金利が地を這いずったまま上がる気配すらないので、どうやらその考えはデマらしいと。
そこでお次は社会保障をまかなうための増税ときたもんだ。
この1年でいったい何回増税の理由が変わってるのよ。そして、増税することで増収になるという試算を見たことがないです。慶応大学の何たらというたわけた教授は『増税により将来の不安がなくなって景気がよくなる』とか言うトンデモ理論を披露してくれました。なかなか笑えます。
100%に近い確率で、2番底に向かって経済を収縮させることになるんですけど、正気ですかね。97年の橋本内閣の緊縮財政+増税は自殺者を爆発的に増やしました。きわめて愚かな観念論者によって、生活を破壊しようとしています。
今必要なのは政府による財政政策、つまりは公共事業なわけですけども、イデオロギ的に無理でしょうね。
ちなみに、この辺の議論は80年前の世界恐慌のときにアメリカや日本でやっていた議論とまったく同じです。使えない経済学者さんたちは『経済学が発展した!共産主義に勝利した!』とか腑抜けたことをおっしゃっていますが、綺麗に歴史をなぞっています。このままでいくと20年後には世界大戦じゃんかよ。ついでに、今の新自由主義推進の人たちは毛沢東2世になって、いろいろなものを破壊してくれるでしょう。あ、その時代は私まだ生きてる可能性があるわw

ちなみに、消費税増税による税収は数兆円規模みたいです。巨額に見えますが、為替介入1回で消える額です。民主党政権になってから、『復興する予算がない』とか寝ぼけたことをぬかしていますが、介入の総額は15兆円にも上ってます。東北にその金額をばら撒いたら復興終了ですな。


脱原発にしても消費税増税にしても最近のスローガンは
『後の世代に放射能を残すな!』
『後の世代に借金を残すな!』
なんですけど、生活が立ち行かなくなったら後の世代もクソもなくて、現役世代で終了なわけです。こういう主張の中高年とかいて困りますが、逆に聞きたい。『あんたらの子供は貧乏になって死んでもいいからそれを主張するんだな?』と。

この手の考えは、ちゃんと働いて業者とかと付き合ってないとなかなか分かってもらえないです。今の世論を見ていると、働いていない上に観念論者で一切妥協とか我慢ができない雰囲気ですな。困った困った。


「内国債は将来世代の負担ではないから積極財政を実施すべし」のウソ
などと意味不明の(ry
なんだかペダンティックな文章で、ドへたくそですね。地頭の悪さがにじみ出てます。財務省の官僚出身の学者様です。こんな文章書いたら、客先から殴りこまれるわw


ユーロ危機が続いてますが、いっそのこと日本政府の持っている2度と売れない塩漬け米国債をギリシャに譲渡したら終了でしょう。数十兆規模はあるでしょ。ギリシャはさっさとユーロ離脱して、ドラクマ激下がりも、米国債を元に財政出動で景気の下支え。そのうち通貨安ボーナスで観光客を呼びまくって、外貨を集めて国民に分配すると。日本の金融資産はとてつもなく減りますが、世界一の金持ち国家なので問題なし。
まぁ、ギリシャ経由でアメリカの金融機関に経済的なミサイルを撃ち込むようなものなので、これこそ戦争になるなw