やれやれ。。。。

盆の最後の超概算物件終了。
何か犬小屋の構造図と計算書の依頼があったけど、来週だな。


某所の昭和8年のRC建物。

当時では当たり前かもしれませんが、左官職人頑張り過ぎである。九段会館も同年代ですが、内装的には装飾も減っています。1930年前半だと、海の向こうは世界恐慌真っ最中!なんだけど、日本国内ではそれなりの建物が残っているからそんな悪い状況じゃなかったのかね。2.26事件なんかの時代だけど。
対象建物は、予備調査の段階でばらつきはあれど平均でFc21N/mm2って感じだったので、十分にクオリティ高い建物ですよねぇ。昭和30年代の建物で、平均Fc13.5を下回ることなんてよくある事だし。
躯体の品質は、社会的な原材料単価とか情勢をよく反映していると思う。


水没に備え中間階免震とした分譲マンション、大京
ちょっとカシコイ愚か者が考えそうなコンセプトですな。ま、大京だし。

また、基礎免震では建物外周に設けるクリアランスをふさぐ材を設置するのが一般的だが、地震発生時にふさぐ材が飛び出す可能性がある。中間階免震を採用することにより、こうした二次災害のリスクを低減できる。

そりゃ免震Exp.Jの設計がヘタクソなだけだろ!と大いに突っ込みたいところ。なんだけど、なんとか免震賞とかの受賞作を見ると、みんなひどいExp.Jだからそう思われるのも仕方ないかな。Exp.Jが構造の話だと思われている時点で、これ以上の品質の向上は見込めないでしょう。