戦略と戦術

戦略的な負けは戦術では取り返すことができません。せいぜい大負けが負けになる敗戦処理をうまくする程度でしょう。会社員のときに数々のデスマーチとクソプロジェクトを見てきた経験からすると、スケジューリングの失敗は、個人の努力で取り返すことはできません。どんなに努力して1日30時間毎日働いたとしても、手は2本しかないからです。当たり前だけど。
『頑張って何とかします!』というスケジューリングは100%破綻する、と断言できます。

最近は、こういうことを指摘するやなやつが少なくなったので、あえてやなやつになりましたけど、ぜんぜん伝わってないよなー。会社員の時はこのスタンスで敵ばっかになったし、今でも嫌われ損で困るわw最終手段は殴る蹴るの暴行を加えて、シバキ上げで終わらせるかだけど。たぶん、相手が病気になるのでやめときますが。。。。

・戦略的な負けは戦術では取り返せない。
・ベストよりもベターを。

銀河英雄伝説のヤン提督ですね。少なくともチームに一人は現実的な思想を持っていないと、プロジェクトは間違いなく破綻しますね。

銀河英雄伝説 1  (トクマコミックス)

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なんだか、設計事務所業界では図面が納まらない事が修羅場で大変なことらしいです。私に言わせれば、まだ作ってないんだから『ごめんなさい』で済む話で、平常運行です。そんなもんは、各所をじわじわいじめて無理やり捻じ込めば済む話だと思っています。
構造設計も同じですね。机にかじりついて解析しているようでは、ぜんぜん駄目です。
本当の地獄は、もう作っちゃったけどどうしようもない、現地行ったらとても大変な間違いがある、なんだか知らんがまったく話にならない断面の図面があるとかです。これは死にもの狂いでやってOKの答えを作るので大変です。転職して一番楽だな〜と思ったことは、プロジェクトが始まったときに現地が更地のことでした。楽勝やん!