疲れますな

今日も今日とて事前相談。
先週から引き続きで合計4件の審査機関。残り3つ。年内に少なくとも8物件ほど仕上げるペースなんだけど、絶対無理だよね。誰か、ルート3物件を引き取ってくれ!
市ヶ谷の事務所から東京駅の審査機関に行くのに、なぜか気がついたら新宿にいました。何かの自動スイッチが入ったままの模様です。怪談で出てきそうな話ですが、そういうことはたまにはあるのですよねぇ。


スレンダーさを限界まで追求 RC狭小住宅を低コストで実現
試算してみました。ルート3でしょうね。
仕口内の通し配筋で、梁筋がD22の場合に
Fc24で550
Fc60で280
の柱せいでした。水平投影長さも足りなさそうですが、U字筋とか機械式定着とか手段を選ばなければいけるのでしょう。すごいねー。

RCの話をするときに、私はいつも仕口のサイズから決めてますが、過去の経験上このスタンスは非常に少ないです。皆さん応力で決めてますね。度胸あるわ〜。駄目だったときに鉄筋で一切の補強がきかないので、どうしようもないのです。技術の問題ではないし、鉄筋の補強効果がないのも実験で証明済みですし。
仕口の設計をやらない人たちに、『なんで?』と聞いてもまったく納得のいく答えをもらったことがありません。接合部のせん断破壊で層がぺしゃんこにはならんとか、何とか言い訳はないのかよ〜、といつも不満に思います。知識があってやっているこちらがバカみたいですね。無知とは羨ましいものです。

と、確認審査機関でぶっちゃけ通し筋の指導をするかどうか聞いてみましたが、『そんなんやってないから聞いたらかわいそうやん』という身も蓋もない答えでしたw



こういうブレースを見ていつも気になるのですが、勝っている側のプレート止めのボルトって1本でいいよね。リズム的には、2本-2本-2本でいい感じだから好みなんだろうけど。確かに、2本-2本-1本だとなんだか据わりがよくないよねぇ。