馬鹿げた発想

漏水原因の瑕疵どう補修、『構造スリット』問題(2)
ま、私に言わせればスリットが入っているだけマシである。
どこぞのお偉いさんが、構造スリットについて薫陶を垂れていますが、妄言もはなはだしいです。勉強不足が目に余ります。
だいたい、ここまでボロボロにはつった状態のほうがよほど悪いです。おそらく震度5強の地震被害程度ではないでしょうか。ここまではつると、補修が非常に面倒です。当然、通常のモルタルではなくて躯体補修用のを使わなければなりません。が、このノリだと使ってないだろうな〜。

構造スリットは、Exp.Jointの一種で、柱と雑壁の変形の違いを明確にし、構造体を守るものです。当然ながら、大きな地震動の後には、Exp.Jointのように、修復が必要なはずです。特に、面外の変形に関しては、考慮していないのが実情と思われます。
現在のように、性能設計が主流となり、設計者と居住者とのこれらに対するかい離が明確になると、構造設計者としては、構造スリットに対する考えを変える必要がありそうです。
(2012/10/01 10:23)

ってな、私に言わせれば噴飯モノのコメントがついてますが、これが主流なんでしょう。まぁ、勝手にやれば〜としか思えません。どうやったら面外に変形するのか教えてほしいです。
ついでに、今の設計が性能設計だと思っているお坊ちゃんも多いなぁ。有効数字考えろや!と思いますけど。


建設通信新聞より

適判員補充へ対応検討/高齢化で不足懸念/国交省
 構造計算適合性判定員(適判員)の高齢化に伴うリタイアで将来的な判定員不足が懸念されている中、国土交通省は2013年度から対応の検討を始める。制度の施行に合わせて適判員としての能力を審査する講習会が開かれたが、それ以降は開催されていないため補充がされていない。このため、5年後には適判員が不足するのではとの懸念が適判機関や設計実務者の間で指摘され始めていた。国土交通省では、12年度に実態を調査し、その結果を踏まえて13年度から対応策を検討することにした。
 適判制度は、07年6月に施行された改正建築基準法で創設された制度。一定規模以上の建築物は、建築確認の際に知事が指定した指定構造計算適合性判定機関による構造計算適合性判定を受けなければならない。この判定を行うのが適判員で、07年3月から08年2月までに構造計算適合性判定員としての要件を審査する講習会が開催され、2275人が審査能力を持つと判断されている。
 ところが、制度施行時の講習で能力を有すると認められた適判員も高齢化とそれに伴うリタイアが進む一方で、講習会は開かれず、補充が行われてこなかった。特に、構造設計実務者が適判員になるためには一定の実務実績が必要とされているため、適判講習を受ける際の年齢が高くなる。
 このため、適判機関からは「きょう、あすですぐに問題になるということではないが、仮にこのままだと5年後には適判員は不足する」との声が上がり始めている。構造設計実務者からも同様の指摘がなされていた。
 これに対し国交省は、「そういう声が出ているのは把握している」とし、今年度に実態調査を行い、来年度から対応を検討する考えだ。また、国交省が9月に社会資本整備審議会建築分科会に諮問した「今後の建築基準制度のあり方について」とは別立てで進めていく。

SFファンと同じで、ジジイしかいないしな。基本的に、確認出すときは事前に担当者がジジイかどうかを確認するようにしてます。老人は物忘れが激しくて非常識なことが多いのですが、若人のように無常識ではないので交渉の余地があります。
こういう老人におんぶに抱っこでやるのもどうかと思いますが、こちらも生活がかかっているので手段は選べません。