読了めも
- 作者: 天樹征丸,さとうふみや
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/12
- メディア: 文庫
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久々に再読。20周年記念て。。。。リアルタイムで読んでましたが、そんなに経ちますか。そうですか。
フーダニットとしては結構よくできてます。一晩で4人殺害しているので、とんでもないペースですね。ページ数はそこそこあるのですが、要点のみしか描写していないのでかなり短く感じました。この短い話の中ではとても上手くまとまってます。『十角館の殺人』とプロットは似ているものの、上手く味付けしてますね。
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- 作者: 至道流星,まごまご
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/10/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ねーちゃんも良いキャラしてますわw個人的には、りおんの帝国に並ぶほど出来が良いです。
作中のゴーストデザイナの思想にしろ、パートナの判断基準にしろ、ものすごく現実的な考え方で非常に参考になりました。
そろそろ、神聖なる左翼アイドルが出てくるんだろうか?
至道流星氏の本業は、確たることはわかりませんがこの人っぽいというのは探しました。
- 作者: 小野寺隆
- 出版社/メーカー: サンデー社
- 発売日: 2005/11
- メディア: 単行本
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これがネタじゃなくて本当にあったことだから困る。
企業や金儲けは誰でもできるというスタンスなのですが、このご時勢に政治を前面に押し出したラノベを仕込んでくるあたり、やはり嗅覚にはすごいものがありますね。政治系ラノベといえば、銀河英雄伝説以来じゃないかな??
▽
- 作者: 副島隆彦
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2012/09/28
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いつもの副島っぷりでした。陰謀論でもなんでもなくて、ただ単に大きな組織が談合しているだけなんだけど。。。。普通ジャン。
アポロ計画になると、突然科学的にあんぽんたんになって、レッテル貼りに終始するのはいつもの副島モードでした。芸人としてはとても面白いです。
この手の陰謀論者って、結局は『世界の真実は俺しか知らない』というイデオロギなんだよね。そして、真実こそが科学的であるというスタンスだから周りの話も聞かないと。
と、批判的なことを書いていますが、私は陰謀論とか大好きです!あとはオーパーツとかもね。この本ではもっと爬虫類人類について語ってほしかったわw
有名なフランスのモキュメンタリー。よくできてます。
このモキュメンタリーの肝は『キューブリックならありうる!』と思わせたことでしょうか。逆に黒澤明なんかだと、死んでもいいからロケットに黒澤組のカメラマンを押し込んで月まで行かせたでしょう。キューブリックを選んだあたり、番組制作者の選定眼がありますね。
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- 作者: 二ノ宮知子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/10/10
- メディア: コミック
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なかなか面白いのですが、『こいつはやべぇオタクっぷりだぜ!』というのが上手く伝わってきません。のだめに比べて体の動きが少ない部門だからだろうな〜。
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- 作者: 中野剛志
- 出版社/メーカー: 幻戯書房
- 発売日: 2012/08/31
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TPP芸人こと、中野センセの評論集。彼の発言で一番なるほどなと思わされたのは、『TPP批判程度の内容では大した勇気も要らない。日本は自由に発言できる社会である』というものです。反原発のおちゃらけ知識人どもは、『勇気を持って反発を覚悟』しているらしいのですが、とんだお笑い種です。勝手に敵を認定して、見えない敵と戦うのはどこかの市長や、光の戦士と同じレベルです。
中野センセは、大衆批判に近いことを行っています。パンとサーカスの政治に批判的なのはわかりますが、私としてはいわゆる知的エリートがボンクラなせいだと思ってます。いわゆる大衆というものは、自分の生活で手一杯で調べ物をして新聞を読み比べる時間なんて到底とれません。忙しいのです。そんな中で、調べ物ができて身分が保証されているのが、いわゆる知識人というものでしょう。この連中が大変お馬鹿なせいで、言論空間が腐っているというのには同意できます。これは政治経済に限らず、どんな分野でもある傾向です。特に経済がひどい。
現在進行形で、腐った言論空間では観念論者VS観念論者の馬鹿げた闘争が繰り広げられていますが、そろそろ現実論者VS観念論者の闘争にならんもんかね。
と、大日本サムライガールのスレでも話題になっていた本書。ちょっと右寄りの人には面白く読めると思います。