読了メモ

この空のまもり (ハヤカワ文庫JA)

この空のまもり (ハヤカワ文庫JA)


式神の城の世界観が好きだったのですが、あまりにも文章が下手すぎてだめでした。


バーニング・ワイヤー

バーニング・ワイヤー


毎年この時期はジェフリー・ディーヴァーの新作です。このところ外れ気味のが多かったのであまり期待していませんでしたが、本作はなかなかの出来でした。この人の文章はやたらと長いので、登場人物がある程度多くないとだれますね。最近サイコパス的な犯人が減っているので、次回作に期待したいところです。最近の不調は、いまひとつ犯人像に魅力が欠けるところかなぁ。


経済学の犯罪 稀少性の経済から過剰性の経済へ (講談社現代新書)

経済学の犯罪 稀少性の経済から過剰性の経済へ (講談社現代新書)


犯罪というより、役立たずだったというだけです。犯罪なんて大それた題名をつけるのももったいない。
ソロスだかが言っていた、「数式オタクに気をつけろ!」というのだけで十分ですな。


身代わり (幻冬舎文庫)

身代わり (幻冬舎文庫)


前作の『依存』から実に10年ぶりの続編です。この作者は軽いノリでわいわいと宴会をしながら推理をしているのですが、実に嫌な人間模様を描くので非常に後味がよろしくない。


雷撃☆SSガール (講談社BOX)

雷撃☆SSガール (講談社BOX)


100兆円あったら、月に結婚式場を作ってもらうわ。地球から物資をどんな方式で供給するかにもよりますが、100兆円というのはそんなに的外れな金額ではないような。
この作者のデビュー作ですが、相変わらずサブキャラが途中で忘れ去られる。特に初期からいるキャラが危ない。