読了めも
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/11/07
- メディア: 新書
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久々のGシリーズ。Qシリーズともいうか。
赤柳の正体が判明。赤柳初郎で青柳ういろうで覚えやすい名前ということでFAでした。
私は名古屋大の建築学科にいましたが、意外に森博嗣読者が少なかったです。文学部には多かったけどな〜。なぜか著者を神格化している読者が多いですが、このシリーズは『萌絵タン(´Д`;)ハァハァ 』か『紅子さん(´Д`;)ハァハァ 』と読むのが正しいと思うのですが。。。。私は紅子さん派です。前の会社の年寄りは萌絵派でした。
萌絵の叔母であるフランソワさんのお名前が、有名な構造設計者の一文字違いで読むたびに笑ってしまいます。隣の研究室だったんだから、もうちょっと違うお名前の方がよかったんでは。。。。
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- 作者: セバスチャンマラビー,Sebastian Mallaby,三木俊哉
- 出版社/メーカー: 楽工社
- 発売日: 2012/07
- メディア: 単行本
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なかなか面白いドキュメンタリでした。満足。邦題がそっけないですが原題の『More Money Than God』のほうがセンセーショナルですね。
金融関係の記者が書いているだけあって、ヘッジファンドに甘いです。例えば、資金を効率よく分配する機能について言えば、過剰な資金がある現状ではまったく意味がありません。これが発展途上の国では有意義なことですが、有効需要のしぼんでいる先進国では何の意味もない機能です。リスク担保機能にしても、1方向に一気に流れる烏合の衆のヘッジファンドではゴットハンドになぎ払われて防波堤の役にも立ちません。よく『日本国債がヘッジファンドに売り崩される』みたいな記事がありますが、ヘッジファンドごときの資金量では、日本の郵貯・銀行の莫大な金融資産にはそよ風程度の影響しか与えられないでしょう。めんどくさいのでなぎ払ってしまってもよいと思いますが。
と、結局『ヘッジファンドには規制が必要がない』という結論が書きたかったらしい本書。破綻に対する保険のはずなのに発動すると全員道連れで爆発するCDSとか、ハリケーンが来るたびにつぶれるハリケーン保険屋とか、トホホ商品を捏造することに余念のない金融屋ですが面白く読ませていただきました。クオンツ関連とあわせてお勧めです。
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- 作者: 田村由美
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/11/09
- メディア: コミック
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30巻くらいで終わるかなぁ。