おしんの時代

財政再建 借金大国からの脱却目指せ(12月6日付・読売社説)

 国債に依存して借金を重ね、将来世代に負担をつけ回す余裕はない。根拠のない甘い見通しを掲げ、痛みから逃げるだけでは、責任政党とは言えない。

社説:衆院選・経済政策 インフレ頼みは危うい

ここで考えたいのは、物価上昇が私たちの目指す真の目標か、という問題だ。多くの人は「デフレは困る」と思いながら、物価上昇も嫌がっている。収入が増えない中、物価が上がれば苦しくなるだけだからだ。

ほいきた!いつものパターンです。
さてさて、世界恐慌一歩前というか限りなく恐慌事態になっている現代。80年前の昭和恐慌のときはどんなことを言ってたのかな〜。

『昭和恐慌の研究』の中にひときわ興味深かった論文があった。昭和恐慌当時日本一の部数を誇った『大阪毎日新聞』の社説、新聞記事を丹念に読み解きながらその頃のメディアが何を語ったかを徹底的に事実に基づいて明らかにした論文だ。その論文を書いた中村氏がさらに内容をふくらませて書いたのがこの本だ。

当時のメディアが浜口内閣の不況促進政策に熱狂的に賛成したのは良く知られている。「この政策を実行してその効果を確保せんがためには、一時は深刻なる苦痛を忍ばなければならぬ。不景気、失業増加等、幾多好ましからぬ現象がおこるであろう。しかし、すべてはこれらはわが財界立直しのために必須なる予備条件である。国民は癌を治療すべく手術台の痛苦に耐えねばならぬ。伸びんがために先ず屈せねばならぬ」(1929年7月16日)。既視観でめまいがする。

経済失政はなぜ繰り返すのか―メディアが伝えた昭和恐慌

経済失政はなぜ繰り返すのか―メディアが伝えた昭和恐慌


まーったく同じトーンです。これだから日本人は困るって?いやいや、アメリカさんでも同じ論調なのですよ。ニューヨークタイムズクルーグマンのコラムでも、まったく同一の内容が触れられてました(ちょっと前に全訳消えちゃった)。

で、タイトルの『おしん』。これは誰もが知っているドラマです。前半の時代背景は大正バブルがはじけて昭和恐慌・世界恐慌の時代が描かれています。途上国ではおしんは人気なようですが、まさに今の時代こそヨーロッパにおしんを輸出して、こんな悲惨な生活にならないように何でも手を打つべきでしょう。
ついでに言うと、昭和初期の東北地帯は凶作で貧しい状態が続いていました。現代は昨年の東日本大震災でズタボロです。恐ろしいほどに似ています。そして、そんな状況を尻目にグローバルだの脱原発だの絆だの馬鹿げたインテリどもが大量にいます。2.26事件とまったく同じ土壌です。

最近、この手の情報を集めるようになったのは昭和初期RCなんていう、ある意味レアなものに触れているからです。建設なんて経済状況をモロに反映しますからね。鉄のない時代は、ゴミのようなインチキトラスがはやったりします。大体、東京タワーでは鋳潰した進駐軍の戦車が使われていますが、これも鉄がなかったからです。あれば普通の鉄を使っていますて。
昨今のRC超高層オフィス計画なんかは、北京五輪のあおりを受けて鉄がとんでもなく高騰したからです。

リチャード・クー氏は、『仮にちょっとでも経済状況が好転すれば、今度は民意により財政再建が推し進められ、また大不況が来る』なんてことを言っていました。皆さん財政再建が好きですね〜。借金といわれながらも、誰も困っていません。が、借金は不正義なので誅されるべきなのでしょうかね?私としては、正義の戦争よりも不正義の平和が長く続くことを願います。え?シロアリだって?

となると、民主主義こそが経済再建の敵となるのです。困った困った。
ここは独裁者である神楽日鞠に登場してもらうしかありませんね。

大日本サムライガール 4 (星海社FICTIONS)

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「神楽日毬、うちはオドレが死ぬほど嫌いや」日毬に最強のライバルアイドル出現?

神聖なる左翼少女 キタ━(゚∀゚)━!
で、なんで広島弁??