建築と宗教

巨大宗教施設の画像を貼るスレ

建築と宗教は切り離すことのできない不可分な領域だと思っています。

そもそも、建築史の勉強をして出てくる1900年以前の建物は寺か神社か教会です

。それ以外の建物用途って何かありましたっけ?

近代建築(モダニズム)の確立が1930年代なわけですからねぇ。技術というものは連綿と伝えられているというわけで、近代建築というのはそれ以前の宗教建築で蓄積された技術を使いながら、アンチテーゼとしての民間建築の発見ということもできます。

現代では、宗教=怪しいという安易な図式がなぜか成り立っていますが、建築をやっている人間までも同じことを言っていて良いのでしょうか?

宗教だと正当に評価されないというのも変な話です。生長の家の本部は岸田日出刀設計だし、PLの塔は日建設計だし、霊友会竹中工務店だし、神慈秀明会ミノル・ヤマサキとかIeoh Ming Peiだし、有名建築家一杯やってるじゃん。極めつけは大石寺正本堂は、大手5社JVで建築家横山公男+構造が青木繁+坪井善勝という超豪華メンバで、建築学会賞まで取ってるし。学会賞が正当な評価でないならば、何が正当な評価になるんですかね?

別に、宗教法人のお抱え建築家をやれとは言いませんが、宗教の思想をすべて否定するというのも変な話です。

宗教法人の建築をやるので何がいいか。もちろん金です。相当アグレッシブな技術を採用することが可能になります。ここまでクソでかい建築物を設計できるというのも、一種の建築家冥利に尽きるということでしょうかね。大体、日本において空気膜ドームは東京ドームしかないことにされてますが、大嘘です。竹中工務店が空気膜に関する設計・施工技術の蓄積を行うことができたのは、東京ドーム以前に霊友会の施設で大量のデータを取りまくったおかげです。東京ドームの陰に霊友会ありw。って、これまたこんなことを言うと世間では頭のおかしい人間扱いされそうですが、本当です。最近の若い社員は知らんかもしれんけど・・・・・・。

この手の巨大宗教施設を語るスレで必ず貼られるNOAビル。白井晟一設計のれっきとしたオフィスビルです。どっかの大使館とか入ってます。怪しい屋根の霊友会の斜向かいにあるので勘違いしている人が多いですよね。まぁ、墓標か何かにしか見えないのは理解できるw

宗教に関しては、私が大阪出身で田舎育ちなので東京の人とメンタリティが違うのかもしれません。PL学園とか智弁和歌山(野球強いトコ)はよく聞いたし、PLのおかしな塔も子供のころには知ってたし。天理教に関しては病院が有名ですね。

そもそも、有名な私立高校は大概何らかの宗教法人とつながりがあるので、案外身近なものなんですけどねぇ。