耐震化の合意形成

渋谷区役所・公会堂、再開発へ 低耐震性きっかけ マンション建設などで支出抑制
外観そのまま耐震性を改善 京都市庁舎整備構想
川崎市役所耐震対策、本庁舎補強は困難/神奈川
小中学校の耐震補強は合意形成を遂げやすいですが、役所本体とかはなかなか難しそうですね。Is値が0.3を下回るものは改築した方が効率的なのですが、なかなかそうはいきません。改築した方が良いという技術的な結論が出たとしても、市民団体とやらの再診断でひっくり返ることもありますし。
とにかく、役所がきれいになるのが許せない人が多いみたいです。困った。

市によると、本庁舎は築75年、本庁舎北館は築53年、第2庁舎は築51年が経過。08年度に緊急耐震補強工事が完了し、Is値は本庁舎0・32、本庁舎北館0・42、第2庁舎0・51に上がったが、依然として0・6は下回っている。

だれか、川崎市に公共建築のIs値は0.75が必須なのを教えてあげてください。


下関市/早期発注へ準備/体育館耐震診断・補強計画
誰か入札して、弊社に外注してください。

12年度に同業務を一般競争入札で発注したものの応札者がなく、13年度に先送りした経緯もあり、事業を所管するスポーツ振興課では委託方法を含め建築課と協議した上で、できるだけ早期に発注したいとしている。

こんなわけのわからんシェル構造物の耐震診断に応札するのは、オタクかマニアかマゾか変態しかいないです。普通の工数観念のある事務所では無理でしょう。
体育館とかの耐震診断指針はありますが、シェル構造物の診断方法ってあったっけ?普通に考えて自重で決まっているので、設計時も特に地震応力はクリティカルじゃないよな。
というか、研究室の倉庫を漁ったら計算書があるような気がするなぁ。
下関市体育館
これね。
シェル構造物の実態についての研究的な側面も大きいと思うので、学術的な価値は十分にあると思います。どっかの大学で実験とか協力してくれないかねぇ。やる価値あると思うけど。マゾとオタク限定で。


というような技術の話を、ちょうど先週の金曜日に知人としていたので。
そいつは大学の先生で近所に来るみたいなので、話をふってみるかねぇ。



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市ヶ谷駅前のシャープビルがTKPという会社になっていました。
割と端正な感じのファサードでよくできた建物だと思います。