お古の新建築ゲット

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1961年なので、半世紀前の雑誌ですね。たまたまゼネコンの設計部特集でした。
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先般の東北地方太平洋沖地震で、馬鹿どもが地盤がどうのこうのと囀っていましたが、そんなものは50年前から議論されていたのです。今更大騒ぎしている馬鹿どもはただの勉強不足です。軽蔑してやりましょう。
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なんか知らんが、竹中工務店設計部をほめています。プロダクト設計部門はこのころからあったのね。1~4phという呼び方もこの当時からのようです。基本計画から現場監理までの工程をこのように分けるのは、今でも個人的には使っていますねぇ。
デザインレビューでは、若手の活発な意見交換と熱気があったとか書いてあります。うむ、今とは大違いである。
ゼネコンは最近までは有名建築家のバックアップを設計からしていましたが、近ごろはそんな話をほとんど聞きませんね。景気がよろしくないので収益性が確保できない点と、建築家が20年ほどの期間にわたって一切思考停止して馬鹿だからだと思っています。ゼネコンも組織設計も私からすれば、どんどんおかしくなっていますが、組織力がそれなりにあるので立て直すことはできると思います。が、建築家の非常に低い知能と根拠のない自信を立て直すのは、ちょっとやそっとじゃできないでしょう。まぁ、あまりにも無常識で低能な建築家もどき・構造家もどきが世間にあふれているからこそ、私のような偏屈で奇矯な人間でも仕事にありつけるわけです。
冗談抜きで、建築家は一度真面目にモノを考えるべきでしょう。


建築事務所との雑談の中で、
『ゼネコン出身ですか?いいですねぇ。構造の人とか施工の人が身近にいると、いろいろ教えてもらえそうですね!』とかいう人が大多数です。
私に言わせれば、こういう発想で設計行為を行う人は絶対に大成しないです。決めつけ以外の何でもないですけどw
この発想でゼネコンに行くと、構造と設備と現場と見積と調達と施工計画から総攻撃を受けて、一言も口をはさめないまま死亡します。

『ゼネコン出身ですか?いいですねぇ。その辺に座ってる構造の人間を締め上げたら柱小さくなるんやろ!?いちいち事務所に乗り込まんでええから便利やな!』
とかいう人は、多分良い設計を世に残すことができるでしょう。なんだかんだで、モノを人を使って表現するという職業は、著しく他人の人権を侵害・蹂躙しないとやっていけないものです。この辺は習練により取得するスキルではありますが、本人の気質も大きいですね。戦士の回廊を歩むというのも、大変ないばらの道なのです。
その点、構造設計事務所は楽ちんですね。基本的に建築家を締め上げて現場監督をぶん殴っておけば大概の問題は解決しますから。建築家とこらぼれーしょんとか、私の中では絶対にありえない選択肢です。


ここまで読んで、建築業界がブラックだと思ったあなた!この業界に向いていません・・・・・。