読了めも

七つの大罪(2) (講談社コミックス)

七つの大罪(2) (講談社コミックス)


鋼の錬金術師の初期を読んでいるような感じがします。バトルとその他のバランス感覚とか。伏線らしきものあり、過去話ありと。今後も期待大です。
表紙イラストは、毎回違う人物をフィーチャーして欲しいなぁ。

翠星のガルガンティア (1) (カドカワコミックス・エース)

翠星のガルガンティア (1) (カドカワコミックス・エース)


アニメ準拠。3話までかな。結構良いコミカライズではないかと。

大日本サムライガール 4 (星海社FICTIONS)

大日本サムライガール 4 (星海社FICTIONS)


5巻が出てたので、埋まってた4巻発掘。神聖なる左翼アイドル登場なわけですが、今一つマルクス主義者という側面が出てきていません。そこは『資本論』と読んでちょということなのかもしれませんが。人物描写にページ数を取られて、その辺の解説がちょっぴり少な目なのが残念。まぁ、こんな本を読む連中にとってはその辺については常識だから省いたんでしょうがw
作中の東京VS大阪。大いに結構です。私が東京に来て一番違和感を感じているのは、東京の人は『東京=日本』だと思っていることでした。別に東京が首都であることは否定しませんが、あくまでも日本の一部ではあると思います。実は東京モンが一番の田舎者の世間知らずという評価も、あながち間違えではないかもね。

つくられた桂離宮神話 (講談社学術文庫)

つくられた桂離宮神話 (講談社学術文庫)


15年ほど前の著作になるのかな。大昔に読んだ気がしますが、ここで一発リバイバルということで再読。いやぁ、面白い面白い。
著者は、タウトの桂離宮への言及をもとにしたモダニストたちの理屈を論破していくのですが、この内容が非常に愉快に感じられました。これ、出版当時はボソクソに酷評されてたと思います。そりゃ怒るわww私としては、昭和初期のモダニストが、自分たちの主張に合うように桂離宮を簡素なものとして評価したことについては、別に構わないと思っています。最大の問題は、その後の建築家が『桂離宮こそがモダニズムを体現した簡素なもので素晴らしい』という固定観念にとらわれていることだと思います。私なんかは構造設計の人間なので、その美しさが理解できなくても別に構わないと思いますが、意匠の人間は大変だね。
しかも、本書では延々とアカデミズム業界の論壇に触れておきながら、最後に出てくるのが観光案内の分析と、どこまでも建築家や研究者を虚仮にした構成になっています。桂離宮の人気なんて、建築家が見出したとか関係ねーよ!と言っているのです。
と、かくも建築家業界をボロクソに批難した本書。大変面白いですわ。
ブランド神話の両端で:村上龍と井上章一
いろいろとアンチの多い山形浩生氏の文章。なるほど。


大暮維人×舞城王太郎というある意味禁断の組み合わせ。なんだけど、舞城のラジカルでポップな世界観と、大暮のなんだかすごいけどよくわからんデザインでおっぱい+お尻という絵柄が絶妙にマッチしています。『天上天下』を読んだ人ならわかりますが、大暮維人はストーリー無視で進んでいきますので、原作付というのは結構ありかも。