3人よれば文殊の知恵！

もんじゅ運転停止…国際社会から批判も
あれこれチョンボがあってのである程度は仕方ないこと。
とはいえ、こんな大騒ぎになったので50兆ほどすったのかと思っていましたが、建造費が5000億で現在まで1兆円のお金がかかっているとのこと。原発のリアクタが1基で5000億という相場ですので、結構安いですね。一日の維持費が4000万程度とどっかで読みましたが、あんま大した額じゃないんだよね。
これから解体するのか何なのか知りませんが、不測の事態に備えてシェルをかけよう！サイズがよくわかりませんが、1000億もあれば余裕でしょう(適当
放射性物質の飛散リスクを1000億かけて、相当数低減できるんだけどダメかな？金で買える安全ほど安いものはないっすよ。モントリオール博のジオデシックドーム。あれを作ろう！鉄骨シェルにして軸力で決まるからHSA-700を使っちゃう！膜は太陽工業でいいや。
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100,000年後の安全 [DVD]

以前も触れたような気がしますが、核のゴミ問題。反原発の方々は、核のゴミの行き場もないのに原発を動かすとは何事だ！という論調が多いようです。
で、放射性廃棄物が全世界で25万t。この数値だけを見るとめちゃくちゃ大きいですが、建物で考えると45m×45m平面で50階建てのRC超高層マンションの重量が10万tくらいです。まぁ、豊洲とかにある800戸クラスの大規模マンションだと思ってください。全世界の核のゴミをかき集めたとしても、超高層マンション2.5本分の重量にしかなりません。これって、発電効率からしたら圧倒的で、廃棄物も少ないんじゃないかな。
私としては、さっさとマリアナ海溝にでも沈めておけば良いと思うのですが、怒る人が多いだろうなぁ。北極海なんて、ソ連の原潜がいっぱい沈んでいるけどまだゴジラは出現していません。
次点として、南極の氷をボーリングして埋める。え？これがセカンドインパクト発生要因だって？
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一番現実的なのは、誰も怒らない宇宙にもっていって太陽に投入することですな。軌道上に質量を持っていくために、重力の井戸を脱出するのにかかるコストは金(gold)と同じくらいと言われています。ここんとこ、金の価格が高騰しているので1オンス500ドル(2005年くらいの相場)で、1ドル100円で超概算。
金(ゴールド)価格の推移

1オンス 500(ドル)
1オンス = 28.34(g) →1764(円/g)
25万t = 25*10^4*10^6 = 2.5*10^11(g)
1764(円/g) * 2.5*10^11(g) = 4.41*10^14(円)
→441兆円

あれ？結構現実的な数字になっちゃいました。桁あってるよね？
日本の年間GDPよりもちょい小さいくらい。日本のロケットのH2Aの場合は1000(円/g)程度のお値段だそうなので、441/1.764 = 250(兆円)なり。トヨタ自動車の売り上げ×11くらいかな。
まぁ、確かにお高いのでここはひとつ軌道エレベータを作ったとしましょう。試算によると100(円/g)程度までコストダウン可能らしいので、1/10の25(兆円)になっちゃいます。あれ？結構いけそうじゃん。でかいプラントの受注金額なんて、すぐに1兆いっちゃいますしねぇ。
超概算ですので、軌道に出た後どうすんだ？的な話もありますが、宇宙に出ちゃえば運動方程式に従ってばびゅーんという勢いなので、限りなくコストはゼロに近いでしょう。
とまぁ、25万tという途方もなく感じる数値も、あれこれ考えることはできるのです。私は原子力の専門家でもないし、ちょろっと調べた数値で概算しているだけです。でも、こういうのを考えるのが科学とかじゃないの？
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沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA)

短編の「大風呂敷と蜘蛛の糸」を読んで。
電離層くらいの高さまで風呂敷で飛ぶ話なのです。最後に、クモの糸に引っ付いた小虫が電磁力で宇宙空間まで行くエピソードがあります。重力は弱いので、うまいこと電磁力を利用して宇宙空間に放り出すことはできなくもなさそうです。
放射性廃棄物をmgかμgオーダまで粉砕して、それに何とかして高分子材料のしっぽを取り付ける。あとは、地球の電離層のマッピングをして、しっぽを帯電させてその力で宇宙空間まで放り出す。技術的なブレイクスルーがたくさん必要ですが、計算上はどうかな？いかんせん電磁気学はよく知らないので重力井戸から出られるか何とも言えないですが、クモの糸の逆バージョンです。
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この辺の思い付きは、完全に門外漢の私ですら考えることなので、当然誰か研究していると思います。大学もねぇ。役に立つつまらないことよりも、こういう楽しそうなことを研究して欲しいものです。
ぶっちゃけ、この辺の話はやる気を出すか出さないかだけだよなぁ。