問題は構造ではない

建築の構造じゃなくて社会構造ね。
既得権益層が居座り続ければ、国は衰退する

まずは推移を見なければいけません。今、世界中が不景気です。金融緩和は重要ですが、構造的な問題の方が大きいと思います。私見では、日本は昔から構造的な問題が本質なのに、マクロ政策に頼る傾向があるように思えます。国内で独占的な経済が続き、技術革新のダイナミズムを阻害しています。

 流動性を高めて政府支出を増やすだけではやはり限界があります。新規事業が生まれやすい環境を整備し、一握りの大企業が支配することによる弊害を、すべてのセクターでなくすことではないでしょうか。往々にしてベンチャー企業が技術革新の牽引役なのですから。

この人働いたことないんだろうけどさぁ。だから言っても無駄だと思うけど・・・・。ベンチャーが成立するのは好景気の時だけです。不景気の時は小さい案件にも大手がダンピングで突撃してくるので、金で勝負にならないベンチャーは即死です。建設業だと、10億のしょぼい物件に鹿島建設が出てくるようなものです。こんなカスみたいな金額の物件に大手出てくるなや・・・・。売上5000億以上の企業は、50億未満の物件入札禁止だろ。世間の常識的に。

日本の英語教育は見直すべきだと考える人→75% 方法は2つに分かれる
多くのコメントが、教育に問題があると出てますね。別に否定はしませんが、どうも現代人の頭としては『社会に抑圧されていて自分の力が出せない』という思い込みがあるようです。先日のプリツカー賞のスピーチでも似たようなことが出ていました。
私は社会構造に何一つ問題がないとは言いませんが、破壊をしなければならないほど劣っているとは到底思えません。『規制があって自分の力が出せない』ドグマが多くの人々の頭の中に刷り込まれているので、規制緩和論者がいつになっても消えないんだろうな~。
私に言わせれば、規制のせいで力が出せないのではなくてそもそも力がないのです。規制がなければ力が出せるという根拠のない自信こそが最大の問題であろうと思います。そんな大したことできないって!
と言うと何様のつもりじゃ!と怒られること必至。スタートラインは平等ではありません。規制抜きで競争すれば踏みつぶされる人が規制緩和を信じている今日この頃。やれやれです。

英語教育も面白いな~。勝手にやればいいと思いますが、英語ができたら働けるという思い込みはどっからくるねん。私は中学生並みの英語力ですが、一応英語の論文は読めますし概要くらいなら書けます。問題は英語ではなくて、『何が書いてあるか?』『何を書くか?』なんですわ。当たり前だけど。英語よりもそっちの方がよっぽど難しいです。あと、留学生相手に日本アニメの解説もできるわ。研究の内容はさっぱりわかりませんでしたが、『AKIRA』とか『Ghost in the Shell』とかいう単語だけで十分会話できます。まじで。

現在の金融緩和+財政出動の道筋は、理論はともかくとして『問題は日本型社会とか構造とか無関係で、ただ単に金と政府・日銀のやる気の問題です』と身もふたもない提案をしたのが良かったと思っています。金で解決できる問題は金で解決する。近代社会の基本ですな。まさにその通りです。
ここでモラルとか寝言を言うやつは嫌いですわ。

医薬品のネット販売という、極めてどうでもよい成長戦略とやらが出てましたが、何なんですかね。需要サイドで考えると、ネット販売した分薬屋がつぶれるので別にパイが大きくなりません。失業者は増えるかな。ちょっとだけ。経済成長に何の関係もありません。
私が本当に経済成長するであろう規制緩和案を出せというと、下記の通り。

・暗殺業務、誘拐ビジネスの解禁
・それに伴う銃刀法廃止
・麻薬の自由化
・売春の自由化

これならば、数兆円単位で経済を膨らますことが可能です。で、そんな社会はお望みですか??