読了めも

監視官 常守朱 3 (ジャンプコミックス)

監視官 常守朱 3 (ジャンプコミックス)

常森ちゃんが主人公というのにいつまで経っても表紙にならん。でも、アニメ原作に忠実な出来で満足。ギノさんに啖呵を切るシーンはいつ見ても良いねぇ。とても棒読子さんと言われた花澤さんではありませんでした。いや、ゼーガペインの衝撃の棒読み『キョウチャーン』を聞いちゃうと同一人物だとは思えませんて。
恐慌の黙示録―資本主義は生き残ることができるのか

恐慌の黙示録―資本主義は生き残ることができるのか

きのこる先生、資本主義はどうなんですかね?
出版が2009年4月なので、リーマンショック直後に執筆をスタートしています。当時は、サブプライム問題が主眼でしたが、最近は欧州債務問題とアメリカ政治の停滞です。私の個人的な感覚ですが、問題はバブル崩壊による株価の下落ではなく、それにオタオタしている間に急激に進む需要の収縮だと思うのです。欧州債務問題なんて、国内マスコミでとんと取り上げられなくなりましたが、失業率はグイグイ上がってますね。現在もまっしぐらに下降中です。
中野氏の著作の帯には常に『異端の官僚』と書かれていますが、私にとっては非常にまっとうなことを書かれる方だと思ってます。健全なエリートで、貴族の思想ですね。東大出てるんだから、それ相応の思想の在り方というものがあるわけでして…。彼が異端と称されるようではダメだろうなぁと思うわけです。
日ごろからwebをチェックしていましたが、まとめ読みするのに購入。うーん。本になってしまうと、諸表の文章がヘタクソなのが分かってしまいます。別に書評をしているというスタイルではないサイトですので、それはそれでよいと思うのですけど消化不良。
ニコイチの金田一 蓮十郎 による新連載。ラララの『ラ』は、全裸系美女の『ら』でしょうか。この人の話って、基本的に直球のラブコメなんですが変化が激しめです。女装してみたり、変装して一人二役してみたり。で、今度は全裸系バツイチになりたい系女子である。何を言っているのか分からないと思いますが、とりあえず脱いで結婚して離婚届を出してきやがります。
これは続きを要チェック。
七つの大罪(5) (少年マガジンコミックス)

七つの大罪(5) (少年マガジンコミックス)

ファンタジー漫画で、久々のヒット作。金剛番長で楽しませてもらったので、これも楽しみ。意外と『少年誌的健康お色気』を書ける作家がいない中、頑張っています。前も書いたような気がしますが、ぱんつ以外は及第点である。
戦うボーイ・ミーツ・ガールの再漫画化。この勢いで、アニメ4期はよ。
RIDE BACKの作者なので独自デザインが入っていますけど、これはこれで良いなぁ。やっぱり女の子が無骨なメカにまたがるシーンはあるのね。
世界で一番美しい構造デザインの教科書

世界で一番美しい構造デザインの教科書

あまりにもヘボな題名で期待してなかったのですが、写真がそこそこ多いのでオススメ。例によってエクスナレッジが適当にでっち上げた本だと思っていたのですが、イギリスで『Introduction to Architectural Technology』として出版されたものの翻訳でした。建築技術入門とでも題した方が適当です。内容が構造に限らず、温熱環境などが半分以上でしたし。
表紙のジオデシックドーム。良い写真です。でも、大判で使うには解像度がヘボすぎ。もうちょっとちゃんと本を作ってください。写真のキャプション間違いもあったし。ただ、最初のページでニュートンの第2法則から始まっているのはExcellent!!
貴重な図版や写真がバシバシ使われていて\940円で買えてしまう恐ろしい時代です。はやぶさはプロジェクトとしては失敗のような気がしますが(トラブルが多すぎる)、初物はこんなもんでしょう。
ひたすら工学的な話題に終始する本書ですが、詳細は分からなくともその熱意だけは伝わってきます。良書。
ベストセラー炎上

ベストセラー炎上

そんなにベストセラーを読まない身としては、かなりどうでもよい話でした。一生懸命大衆に向かって批評されているようですが、そんな努力は無駄だと思ってます。大衆が何をやろうが、確固たる思想を持つエリートに向けて情報発信した方が、よほどコストパフォーマンスが良いです。え?大衆の耳目を集めたいと民主主義にならないって?私、民主主義嫌いなんですよ・・・・。
東京より憎しみをこめて 1 (星海社FICTIONS)

東京より憎しみをこめて 1 (星海社FICTIONS)

悪の組織に主人公が合流するまで。サムライガールが失速気味なので、こいつでスカッとぶちかましてほしいです。まだまだ悪の組織の片鱗も見えないので、続刊でのインフレを希望です。
サムライガールと言い本作と言い、星海社は本を売る気があるのか疑問です。全然タイアップしないし、ひまりんのブログの更新も止まっているし。作者はともかく、編集者はもっと頑張ってほしいです。

天冥の標(7) 新世界ハーブC
http://honto.jp/netstore/pd-book_25954202.html
12月刊行予定来ました!!待たせやがって・・・・。

読売新聞で恩田陸の『消滅-Vanishing Point-』の連載が始まった模様。毎度そうなんだけど、あらすじがそそるよなぁ。物語の起承転までは、この人は本当の天才だと思います。