ガラパゴス化なのか??

特集〜ガラパゴス化する日本と萌えアニメ〜
若干古めの記事なのですが。
いたるところで耳にするガラパゴス化。耳にするたびにいちゃもんをつけていますが、今回も。
筆者の中では、"所謂萌えアニメ"と"所謂作品性の高いアニメ"の2項対立として取り上げられていますが、市場が一番でかいのはコナンやらワンピースやらポケモンという"所謂アニメおたく"には取り上げられない作品群です。それを抜きにして語っている時点で、かなり片手落ちかと思います。2chばかり見ていると、前者2つの信者の戦いの場となっていますが、本当の市場を形成しているのは最後の普通のアニメたちでしょう。
ノイタミナ枠にも触れられていますが、アレこそ広告代理店が仕掛けた『アニメを見ているってリアルで言っても良いんだよ』攻撃にやられているとしか思えません。あんまりあの枠は好きではないんですよね〜。パーツは良くできているのですが、どぎついメッセージがないのです。

ゲーム業界でも同じことを思いますが、グローバル言う以前に国内の消費者を満足させて欲しいです。これほどでかい上に日本語以外お断りという障壁に守られた市場なのですから、どれだけ適当なことをやっても何とかなると思うのです。最低でも、作っている本人が面白いというものを投入して欲しいです。各所の業界人の言葉が、どれこもれもマーケティング戦略やらグローバルやらばかりで、まったくもって消費者の方を向いていないのが衰退の原因でしょう。

記事の中では、グローバルに受けるものを作ろう的なノリで書かれていますが、ぶっちゃけ何が受けるか分かれば誰も困りません。アメリカでは大ヒットしたアベンジャーズとかダークナイトは日本ではそんなに受けなかったし、コンテンツ産業を海外に持っていくときは全世界共通で丁半博打だと思います。
バルセロナの本屋でスペイン語版の『よつばと!』を買いましたが、あのゆるい夏休みの描写がスペイン人の需要を満たすとは到底思えませんでした。でも平積みだったので、ある程度は許容されているのでしょう。
イタリアでは『天空のエスカフローネ』が大人気だった、みたいな話がありますが何故ヒットしたのか合理的な説明を聞いたことがありません。パスタ野郎が好きなロマンスでもなかったし。
先日も書きましたが、『吸血鬼ハンターD』なんて日米共同制作ですよ!劇場空いてたけどw


日本一硬派なアニメオタク診断
http://kantei.am/55866/
うーん?71点。
私は系統立てて見ていないので、知識は少ないほうです。あまりに基本的では?
普通にアニメを見ていて、30前後なら軽く70点は取れると思いますが・・・・・・。


私は基本的に萌えアニメを見ないので、最近の人とは話が合わないし、かといって懐古的なものを見るわけでもないので、割と中途半端な位置づけになるのでしょう。

2000年代でベスト5を選べと言われると、
カレイドスター
ガン×ソード
ヴァンドレッド
舞-HiME
攻殻機動隊SAC
あたりなのですが、このオリジナル企画の流れは2000年代後半のラノベラッシュに完全に負けてしまって消えちゃいましたね。
次点で、
蒼穹のファフナー(後半及びOVA)
エウレカセブン(26話と48話)
Witch Hunter Robin
・GAD GUARD
コードギアス
まさに深夜アニメバブル期のものです。バブルって言うとマイナスイメージしかありませんが、分けのわからんニッチ作品が世に出るチャンスはここしかありません。業界の幅を広げるためには、最も良いタイミングだと思います。どんな駄作・ゴミでも値段がつくというのは、悪いことばかりではないでしょう。しかも、コンテンツ産業の成果物はバブル消失と同時に社会から消えるので、誰にも迷惑がかかりません。ラノベもバブルと言われていますが、アレはアレで行き着くところまで行って欲しいです。

オリジナル脚本による作品がないというのは、ハリウッドと同じ症状です。
まどマギはヒットでしたが、脚本家はエロゲライターだしなぁ。脚本家は一体どこに消え去ってしまったのやら。
最近は、SFモノとかロボットモノ不遇の時代になってしまったようで見るものがなくて困ります。
禿の新作をとりあえず待つか・・・・・。

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その前にこれだ!