物語の戦い

河北新報ニュース 復興事業「ガチンコ」 測量と設計で疑惑も 建設業界談合
はいはい。談合は悪ね。

その言葉通り、宮城県が昨年2月に発注した震災復旧事業の指名競争入札で、県北部の一部測量会社が受注調整した疑惑が浮上した。関係者によると、「星取表」と呼ぶ指名業者の一覧表を作り、各社で事業を割り振っていたとされる。
 一方、ゼネコンの元談合担当者は地方の中小業者に目を向ける。
 「ゼネコンの陰で長い間、捜査機関の手から逃れてきた。自分たちの談合は大丈夫という意識が強い」と指摘する。

測量会社なんてゴミみたいなもんで、人数少ないです。あんな更地だらけで敷地境界線も変わって地盤レベルまで変わっている中、さっさと仕事をやるにはギルドを作って一致団結するのが一番効率的なのです。仕事と人の融通ですね。この計測会社も、いち早く復興するために業者で団結しただけだと思います。
入札不調が連発していますが、人手は簡単には増やせません。人連れてくるには、金がかかります。賃金は需要と供給で決まります。
談合して値段が高くなるけど建物が建つ。談合しないでちょっと安くなるけど入札不調で一向に建物が立たない。どっちを選びますか?正義の味方としてこの手の談合をたたいて喜んでいる都会民は消えて欲しいです。

日本精工子会社など立ち入り=鋼球でカルテルの疑い―公取委 (時事通信) - Yahoo!ニュース
これもコメントで正義の味方が大喜び。
私が気になったのは、あまりに業界規模が小さいことです。200億しか市場規模がないのにカルテルの捜査?そして2社しかない。公取委はヒマなんですかね。。。。200億なんて市場規模はゴミもいいところです。納税者としては、こんなくだらない案件よりももっと大きなところを見てくださいよ、公取委の皆さん。
鋼球業界をいじめて喜ぶのは、ベアリング各社と、大手メーカでしょうね。200億の市場でしょーもない談合して困るのは彼ら(の中の調達担当)だけです。普通の人は困りませんて。あまりに馬鹿げた記事です。書いている方も疑問に思わんのか?

と、かくも談合やらゼネコンやらは嫌われ者です。実利で困っているわけではなくて、感情・倫理で嫌われているのです。これもマスメディアのキャンペーンが大きいのですが、物語として日本人の中に定着しているのです。
これまでこの問題を解決するために大学側では、『ちゃんと美しい役立つものを作っていればいつかは分かってもらえる』と言っていましたが、どうでしょうか?入札不調を乱発してモノ自体が立たなくなっただけです。そしてろくに反論すらしなかったので、相も変わらず袋叩きです。
挙句の果てにバカな建築家どもが反原発だのオリンピック反対だの、ありえない馬鹿げた発言を連発するようになっています。あまりに頭が悪いので、自分の職業を忘れたのでしょう。
私は常々ゼネコンラノベを書けだの、コミケに出典しろだの、艦これブームに載って鎮守府調べろだの言っているのは、寝言ではなくて蔓延する悪代官物語に対抗するための手段なのです。
と、どう見ても戯言にしか見えなそうなのですが、中野剛志氏も同じようなことをおっしゃっています。
この動画はなかなか含蓄があります。