最終講演会@名古屋

学部の時にお世話になったN大大森先生の退官記念講演会。
OBも妙に集まりが良く、結局いつもの感じでした。
研究室としては、24年間で101名の卒業生ということで、平均して4人の人間を社会に送り出しています。CiNiiで調べたところ、400編近い論文をこれまでに発表しているのでなかなかの数かと思います。他で構造形態解析をやっている人が少ないので、この分野に関してはトップランナーに近かったかと。

業績の話で面白かったのが、京大の3.8m望遠鏡の架台の構造設計。
京大3.8m望遠鏡
http://www.astr.tohoku.ac.jp/~akiyama/astroinst2011/astroinst2011_talk/astroinst2011_kurita.pdf
測定姿勢の変更や自重下においてもレンズの焦点がずれないような変形モード(ホモロガス変形)を制約条件とした架構の導出。確かに遺伝的アルゴリズムによる探索に向いているプロジェクトです。
この手の最適化に関しては、通常の実務で使うような設計よりも、こういった極度に限られた制約条件化で用いる方が威力が分かりやすいよなぁ。宇宙構造物とかには向いています。法律クリアする必要ないし。

宴会は結局深夜一時まで。大体東京でグダグダ宴会をしているダメ人間が最後まで残っている・・・・・。

建築物のリミットデザイン (1956年)

建築物のリミットデザイン (1956年)

紹介のあった本。安い方は保護しました。残り1冊興味があれば。