くたばれ63Hz

題名で何のことかわかる人は集合住宅遮音性能過敏症です。
病んでいます。

着工して躯体図チェック中に、建築家より遮音性能チェックのお達しが。
え・・・・。今さら!?
一通り大激怒して、久々にインピーダンス法で確認しました。
ま、普通よりちょい厚めスラブ厚だとL数55とかになるよね。
毎度毎度計算して思うのですが、何しても63Hzで決まります。この周波数帯域を殺すTMDを設計して性能を確認したらバカ売れやで。
と、誰しもが憎く思う周波数領域なのです。
今回初めて25m2以下のスラブも計算しましたが、共振して全然だめお君になりますね。スパン2700しかないのにL数63とか何やねん。これはやってはいけない計算ですわ。

遮音でやけどしたことない人は、『学会指針で計算すればいい』とか寝言をほざくのですが、どうやったらその危険性を分かってもらえるのでしょうか。私の特技は、平面図とパンフレットを見ればLH何ぼかあてられるんだけど、何の役にも立たんね。

で、検討したのが壁式のアパートという。
笑ってください。あまりに意味がない。

別件の申請中の物件にて。
『RCの壁が動きました』
壁に足が生えて、自発的に歩き出すようです。困ったものです。