読了めも
- 作者: アーネスト・クライン,toi8,池田真紀子
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2014/05/19
- メディア: 文庫
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ネトゲの世界での冒険譚ということで、日本では10年以上前にブームになったジャンルがとうとうアメリカ人にも理解できるようになった模様です。
アメリカのラノベとして大変人気があるそうなのですが、プロット・結末ともに面白みに欠けます。結末の好みはあるけど、私は全く納得しかねる結末です。また、.hackなりAvalonなりはネトゲの世界が現実世界に影響を与えて浸食し、現実とネットを行き来することが味噌になっています。本作においては、ほとんどがネット世界で完結してしまうことからも、物足りなさを感じます。
映画化らしいんだけど、版権的には真っ黒なのでどうするんだろ。ウルトラマンとガンダムとマジンガーZとかそのまま出てきます。いや、小説でも版権アウトだろうw著作権どこいった!?
▽
- 作者: 宮本又次
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2014/04/10
- メディア: 文庫
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関東に5年くらい住んで、3年仕事をしましたが、関西人としては関東圏で仕事をして生活をするのに限界を感じつつあります。建築家を相手にしているので、進歩的・前衛的文化人の方々のハズなのですが、残念ながら関東においてこの手の人々は良いものを見抜く目を持っていません。
阪神間モダニズムとかを見ている限り、文化的には関西圏の方が成熟していると思っています。関西は貴族文化で、関東は官僚主義的農民文化のように思えます。
本書では、食生活など様々な点において関西と関東を比較しています。
私は建築が一応専門なので、一番大きい関西と関東の差を発表しましょう。関西は超高層のてっぺんにクラウンがついていることが多いのですが、関東の超高層には何にもついていません。東京に来た時に気になるのが、超高層の頭の貧弱さです。
なんだけど、関東の人に言わせれば超高層のクラウンは虚栄心を表しているだけの装飾らしいです。ほんとか?
超高層クラウンの設計は、東西で露骨に違うので学術的に誰かまとめて欲しいんだけどなぁ。
▽
- 作者: イアントール,Ian W. Toll,村上和久
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/06/14
- メディア: 単行本
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ところがどっこい。大日本帝国海軍の物量と戦術については、大いにアメリカ軍を苦しめていたのです。艦これが流行ってるけど、そもそも艦これというゲームで遊べそうな国って、アメリカ・イギリス・ドイツ・日本くらいなものでしょう。なんだかんだ言って、ウィーン条約のビッグ7に長門さんは入っていたのですし。
本書では、真珠湾でぼろ勝ちしてその後も勝ってしまったがために戦術を変えられなかった日本軍と、来る日も来る日もぼろ負けしまくったがゆえに、根本的に戦術を作り直したアメリカ海軍。歴史というよりも、当時の最前線における改善の現場を見て取れる良書です。
471: 名無しさん@お腹いっぱい。 2013/08/23(金) 10:59:39.86 id:xAR3ZPSQ
70年前
「長門って何」「戦艦に決まってるだろ」
「綾波って何」「駆逐艦に決まってるだろ」