読了めも

さぼるとたまる一方。

アニメが好きだということはプロにはなれないだろうなと思います。建築好きが建築家になれないように。

この手の身内受け動画は、円盤の方の特典映像でいいんじゃないかな。視聴者の方は、結局は放映される30分にしか興味はなく、そのプロセスなんてどうでもいいんですから。ぶっちゃけ、どんな人間のクズが製作していようが面白ければ良いと思っています。
推定脅威

推定脅威

こういう専門知識モノは難しい。試作機墜落の裏に陰謀がというお話なんだけど、作中のプロですら不思議に思わない墜落をどのように読者に伝えるか。大体わかったんだけど、今一つぴんと来ないのは、私の航空力学の知識不足か。
思い出したようにベッドシーンらしきもので場面転換するのは、新人作家の愛嬌ということで。次もちょっと期待できるかな。
プログラムは思った通りに動かない。書いた通りに動く。
という名言の通り。
プログラミングの教養は、ごく一部のマニアックな分野を除いて不要だと思うなぁ。おっさんの私ですら、中学校でBASICの授業ありましたし、大学でもちょっとやったので十分かと思います。
春風のスネグラチカ

春風のスネグラチカ

『ツン90%のツンデレっ娘を描きましょう!』とかあとがきに書いてありますが、どう見ても禿げたロシアおっさんのツンデレ物語でした。ありがとうございます。あと、女装のおっさんも出てきます。おっさんしか出てこねぇ。おかしいだろ。
舞台はロシア革命。世界地図ではロシアがお隣さんだけど、本州にいるとロシアとの心理距離はすごく遠いよね。
カバーをめくると、リリーナとライオンの2ショット。
そう、あれをモチーフにしています。
おそらく、ガンダムシリーズ屈指の男前ヒロインですな。
現在展開中の小説も読むかなぁ。あれでOVA展開はむりかな。
私の場合、読書は完全な好みによっているので教養はつけようと思っていません。こういう場で書いているのも、非常にジャンルが偏っているため、ほぼ誰もラインナップに興味がわかないと思います。
作者によれば、読書をすることで人生が豊かになると説いていますが、ホントか?昔はそうだったのかもしれませんが、今の世の中は狭い体験とかニッチな知識の競い合いですので、ちゃんと世の中で迎合して生きていくには不要かなと思います。
自滅するアメリカ帝国―日本よ、独立せよ (文春新書)

自滅するアメリカ帝国―日本よ、独立せよ (文春新書)

一部でキッシンジャーの手先と揶揄されている伊藤貫氏の著作。
かのマッカーサーが日本は12歳だと言ったとか言わないとか。多分、アメリカさんは15歳くらいなんすよ。
伊藤氏などのリアリスト派の言う、Balance of Powerという秩序はよく分かります。ただ、第1次世界大戦後積極的にドイツをいじめたのが欧米諸国であることは忘れてはならないと思います。大体、勝ったらなんでもありよの世界になったのって、20世紀になってから突然ですから。
私はこのジャンルは疎いのですが、太平洋戦争を踏まえての個人的雑感。
・アメリカは敵に回すな(味方になれとは言わない)
・大陸には深入りするな(行くなとは言っていない)
・ロシアは信用するな
・半島には関与するな
・ドイツとは手を組むな(彼らは観念的すぎる)
・イタリアは無視
世界地図で見ると、日本の右隣がアメリカ。左隣がロシアと中国。うむ。話の通じない危険国家の集まりである。