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関東大震災の記憶を歩く

東日本大震災の追悼施設整備の話もあるので、関東大震災の関連する施設の散歩など。
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伊藤忠太設計の東京都慰霊堂。耐震補強工事中。
横綱公園は、関東大震災においてもっとも火災による死者の多かった(4万人)陸軍被服工廠跡地にあります。火災旋風というのは、人類有史以来非常に稀な事象ながら、ひとたび人口密集域で起きると大きな被害を出すと言われています。
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フープちゃんと巻いてるし、太い鉄筋入ってるしで。
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復興記念館。誰が設計かよく分かっていない建物。昭和初期です。
ぱっと見Is0.6を上回りますが、関東大震災の復興を記念しての建物ならばどっかにIs値を掲示して欲しいものです。東京都の持ち物だから耐震診断してるんだろうけど……。
思いのほか、見学されている方が多かったです。家族連れで来て、お母さんが子供に解説してるとか。いいぞ。
記念堂のコンペ案がいくつか張り出されていましたが、優秀賞的なものはみんな結構モダンなスタイルでした。

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清澄白河にある浄心寺の蔵魄塔。日名子実三の作品であると言われています。日名子実三は八紘一宇の塔や、サッカー日本代表のエンブレムデザインで知られていますね。
蔵魄塔(震災犠牲者合祀塔)
蔵魄塔(ぞうはくとう) | 収蔵庫・壱號館
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浄心寺の設計・施工はともに松井建設で昭和31年竣工。インド式で伊東式の鉄筋コンクリート寺院になります。横山秀哉氏のリストに入っていました。知らないだけでRCの寺社仏閣って意外に多いんだよね。

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清澄白河駅前の旧・東京市営店舗向住宅。これも関東大震災復興シリーズ。鉄筋コンクリートによる長屋が結構残っています。いくつかの建物はリフォームしているのですが、外壁をよく見ると同じ意匠が残っていたりするので、独特な街並みを形成しています。
旧・東京市営店舗向住宅 | 収蔵庫・壱號館
この辺の建物は、敷地境界って何さ?状態だから法律的にアンタッチャブルだろうなぁ。

と、関東大震災の記憶をたどっての散歩。
東日本大震災の追悼施設などは不要である論が世間の大半だと思うけど、ちゃんとした形あるハコモノを作っておかないと記憶なんてすぐになくなります。