聖地巡礼の旅

アニメを旅する若者たち “聖地巡礼”の舞台裏
舞台探訪アーカイブ(聖地巡礼リポジトリ)
アニメや漫画の舞台へ人を呼び込もうという企画。
考え方自体は、自治体が映画のロケ地として製作会社を呼び込んで町おこしをしようという昔ながらの企画の亜種です。尾道なんかは、大林映画の影響で人を呼べてますしね。寅さんが全国を転々としていたのも、こういった企画に基づいていたのでしょう。
そもそもアニメの舞台を訪ねるなんて、製作会社の意図したものではなくて、背景作成会社がそれっぽいものを作ろうとしているうちに、アニメのヒットで人が呼べたからあやかろうというものです。箱根のエヴァ関連なんて、モロそうですね。

それはともかくとして、けいおん
舞台はヴォーリズ設計の豊郷小学校なのですが、放映前は解体するだの何だのと大揉めしてました。人も呼べないし、観光資源としては耐震性の問題もあり、解体が妥当だったような気がします。が、けいおんの大ヒットによりどんどこ人が来るので、なし崩し的に保存されてしまったという例があります。
保存運動をしていた建築家も、まさかアニメの舞台になることで保存されるという、飛び道具のような事業スキームは描けなかったでしょう。
戦前・戦後のモダニズム建築が、多少補強すれば使えるのにどんどん撤去されている現実からすると、アニメの舞台として使うのをきっかけとして、事業を作ってしまうのももしかして一つの手かもしれません。ま、大前提としてはそのアニメなりゲームなりが大ヒットすることですが・・・・・。


聖地巡礼の記事を読んでいて、以前の会社で超憂鬱な物件の申請で大阪の守口駅に行ったことを思い出しました。一応Kanon名雪との待ち合わせ場所として、駅前の変な歩道橋が出てますね。


『黒と茶の幻想』を読んで屋久島に行くというのも、ある種の聖地巡礼だったのでしょう。


キャラクター・ボーカル・シリーズ03 巡音ルカ 巡音ルカ Tony ver. (PVC製塗装済み完成品)

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ふぅ。