読了めも

ザ・クオンツ  世界経済を破壊した天才たち

ザ・クオンツ 世界経済を破壊した天才たち


かなりの文章量ですが楽しめました。登場人物の何人かが例によってシカゴ大学卒。あんなカルトの殿堂にはミサイルでも打ち込んだほうが、世界平和の為になるでしょう。
CDSとかのシステムって、統計学的取り扱いに乗らないよなぁ。金融システムって、こんなにも冗長性がないのは、根本的な欠陥があると思います。普通のエンジニアリングは、少々痛んだ程度ではぐらつきません。やはり、理論先行の分野の特徴だなぁと思います。建築構造なんて、勢いで作ってみてナンボのところがあるからこそ、多少いい加減でも別にかまわないのになぁ。エンジニア的な見方をすると、金融工学は工学じゃないね。
一種の相場師を扱ったセバスチャン マラビーの『ヘッジファンド―投資家たちの野望と興亡』と好対照でした。私は理論屋は好きですが、それをいきなり実務世界に投入する姿勢は嫌いです。


乙嫁語り 4巻 (ビームコミックス)

乙嫁語り 4巻 (ビームコミックス)


全編があとがきのノリ!それがいい。
毎回いい所で引くよなぁ。


列島強靱化論―日本復活5カ年計画 (文春新書)

列島強靱化論―日本復活5カ年計画 (文春新書)


昨年の4月上旬脱稿ということで、若干論点が曖昧で荒い気がします。が、きわめて全うなことが主張されています。なんだか、技術者の中でも『自然には勝てない』的なあきらめムードが漂っています。それも真理ではあるものの、それを踏まえた上で抵抗するのが技術というものではないでしょうか?
藤井先生の書かれている内容は、金融政策とかデフレを除いて名古屋大学の福和先生が講演会で言われている内容とかなりかぶっています。というか、福和先生はずっと実践されています。この二人は組まないのかなぁ。藤井先生はまだ若いけど、福和先生は中央防災会議にも参加していたので実績もあるし、とても良い組み合わせだと思うんだけど。耐震化による巨大需要の喚起なんて、まさしく言っている事は同じだな。


最愛の隣の悪夢 1巻 (ビームコミックス)

最愛の隣の悪夢 1巻 (ビームコミックス)


インテリアデザイナ漫画。主人公のようなニワカ君では、超修羅場を乗り切るのはできないだろうなぁ。こんな明るい業界じゃないっすよ。
いろいろとマイナ業種漫画がありますが、構造設計漫画ってないよなぁ。構造屋は奇人・変人・狂人が多いので十分ネタになると思うが、あまりにもコントみたいな感じになって逆に信じてもらえないかも。
構造屋の一日は、マウスを握ってキーボード叩いて終わりだしなぁ。


ONE PIECE 66 (ジャンプコミックス)

ONE PIECE 66 (ジャンプコミックス)


何が面白いか本当にわからない。


デビルサマナー葛葉ライドウ対コドクノマレビト(6) (ファミ通クリアコミックス)

デビルサマナー葛葉ライドウ対コドクノマレビト(6) (ファミ通クリアコミックス)


無事完結!満足した!
最後なので仲魔の大盤振る舞い。マダがなんであんなキャラなのか。そして、スカアハがなんで関西弁のおばちゃんキャラなのか。仲魔のチョイスは絶対に作者の好みだよね。金子一馬デザインは一枚絵でも生えるけど、3Dで動かしても良し、2Dで動かしてもサマになる珍しいデザインですね。良くできてる。
女神転生シリーズは非常にマイナなのに、漫画家にま恵まれてるなぁ。ペルソナ、if、魔剣Xといい。