読了めも

アルカトラズ幻想

アルカトラズ幻想


超久々の御大の作品。結構なお年だと思うのですが、まだまだ帝王として張ってますね。
この作品の何がすごいって、序盤の猟奇事件と重力論文が長いというのに本筋に全く関係のないことです。以前の『アトポス』とか『龍臥亭事件』並みにモノローグが長いので、受け付けない人は受け付けないだろうなぁ。
島田荘司は本格ミステリ勃興のメインと評価されていますが、意外とテーマは社会派だったりするのが面白いです。単純なパズラーものに、社会情勢を絡めて描写しますので。

2014年、中国は崩壊する (扶桑社新書)

2014年、中国は崩壊する (扶桑社新書)


毎年のように『来年は崩壊する!』という本が出たり、実はもう崩壊しているような気もするし、不思議の国、中国です。
中国バブルが崩壊』ってよく聞くタームですが、とっても変です。おいおい、お前は共産主義国家だろうがよ!とかツッコミを入れたい。あとは、共産党幹部の不正蓄財問題。共産主義では貯蓄は犯罪なので、その額以前に貯蓄に対してツッコミなさい!というか、国民は自国が共産主義だとわかってないような気がするなw
仮に中国のバブルが崩壊したとして、バブルの後始末を唯一ドラスティックにできるのは共産主義国家です。皮肉なことに。不良債権問題なんて民主主義国家では散々もめますが、1党独裁の国家は簡単にできますよね。反対する人間は片っ端から逮捕するか、戦車で踏みつぶせばいいのですから。今の状況で中国が割れたり、周辺国家に進出されては非常に困るので、ここは中国共産党にぜひ踏ん張ってほしいですね。メンツのためには何でもやる共産党ですが、海外の蓄財の件などを鑑みるに、メンツを守る気すらなさそうなのが心配です。

官僚の反逆 (幻冬舎新書)

官僚の反逆 (幻冬舎新書)


中野氏の著作を読んで思いますが、この人は非常に真面目です。さぞかし敵が多いことでしょう。特に同年代に。今までは、適当にへらへらしてても大丈夫でしたが、そんな期間は終わりました。さっさと真面目に働きましょう。

不全世界の創造手(アーキテクト) (朝日ノベルズ)

不全世界の創造手(アーキテクト) (朝日ノベルズ)


昨年来より、小川一水ブームが個人的に来ているので。

生産性。
資金を、資源を、人材を、時間を、手間を、どれだけ節約して物を作るか、ということ。

昨今のメディアの論調では生産性=儲けみたいな定義がされていて嫌です。上記の定義が本来の意味での生産性ではないかと思うのですが、何せモノづくりをしたことのない人間が巷にあふれているので、なかなかに劣勢です。
作者の小川一水氏、なんと乙一と同じ時期にジャンプノベル大賞を受賞しています。乙一がセンセーショナルに話題をかっさらったときに、小川一水の名前を覚えていた人間がどれほどいるのでしょうか。あれから10年以上ずっと執筆活動を続けてこられたのはすごいことです。


いちいち出てくるOZのモビルスーツのかっこいいことよ。ガンダムオタクの中では、ジャニーズ系ガンダムと呼ばれアンチの多い本作ですが、非常に脚本が練られていて楽しませてくれました。
全然序盤なんだけど、これ本当に完結するんだろうな・・・・。
毎巻ガンダムの追加装備が出てくるのですが、MGでのリリースはあるんでしょうかね…。

鉄のラインバレル 21 (チャンピオンREDコミックス)

鉄のラインバレル 21 (チャンピオンREDコミックス)


さぁ、話に全くついていけなくなってきたぞ、と。

アウターゾーン リ:ビジテッド 1 (ホームコミックス)

アウターゾーン リ:ビジテッド 1 (ホームコミックス)


ミザリィが帰ってきたぞぉおおおお!
ジャンプ連載時代は、あまりに絵が下手くそだと思っていたのですが、上達した分アウターゾーンのシュールな雰囲気が減ってしまいました。ジャンプの連載を追いかけていた人間向けの新作ですね。昔とはずいぶんタッチが変わりました。
何よりも、耳が見える!
あとは、ファンはあとがきを読むだけで満足できます。ミザリィのエロシーンの理由が書いてありますw