モノのスケール感
建築構造屋をやっていると、日ごろの日常生活では触れないようなスケールのお仕事を常にやることになります。いわゆる超高層から犬小屋まで何でもござれ状態です。
艦これの艦娘の体長比較を見るとどいつもこいつもめちゃでかいわ。さすがに週刊軽空母だったアメリカさんには勝てないけど、こんな艦娘をどかすか作ってたというのはとてつもない工業国になりつつあった証ですね。
この手のロボット比較でチャンピオンだったイデオンやらガンバスターよりでかいというのは何とも・・・・。
重量比較で行くと、大和さんの排水量が7万tくらい。背の高さでは東京タワーが勝っているけど使用鉄骨量は4000t程度。東京タワーはスカスカやね。
先日オープンしたあべのハルカス君は、300mの高さなので大和さんよりだいぶ大きい。面積が35万平米で歩掛を130kg/m2程度だとすると、使用鉄骨量は4.5万t程度。ジョイントとか耐風小梁とかもろもろくっつけても5万tくらいかな。(もっとヘロヘロだったらごめんなさい)
ちなみに東京スカイツリーで3.2万t程度らしいです。
いかに戦艦大和さんが鉄の塊で、総力を結集したかがわかります。
造船技術を使ったこと自慢しているせんだいメディアテークが、とんでもない鉄骨量だというのも文化の一つでしょうか・・・・。
主砲でかすぎ。重過ぎ。
大和はでかいでかいといわれていますが、このバカげた主砲を乗せる割には小さいんですよ。むしろコンパクトにまとめたことを誉めてほしい。と設計関係者がどっかで言っていました。わからんでもない話です。
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とまぁ、お仕事始める前はこの手の重量やら高さやらを聞いても全然ぴんと来なかったけど、それなりに働くようになって数字には鼻が利くようになりましたとさ。
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の……姫路城ちゃんからですよ!!これはっ!!戦国武将姫-MURAMASA-の姫路城ちゃんフィギュアのホビージャパン9月号(本日発売)でのおひろめを記念しての……秘蔵画像ですよ!! pic.twitter.com/ZvLGKPX7Qe
— みの吉☆戦国武将姫MURAMASA公式 (@minokichi_ss) 2014, 7月 25
姫路城ちゃんのフィギュアのスケールは1/350か・・・・。
城もたいがいでかい。姫路城は45mくらい?鉄もRCもなくそんなもんよく作ったよな。
と言うものの、京大の棚橋諒先生の計算によれば全然梁がもってなくて傾いていたそうな。
巨大木造建築って、そりゃ燃えたり燃やされたりしたけど、一番の問題はでかすぎて自重でやられたんだと思うなぁ。木は比強度は高いんだけどスパン飛ばしたりするのに向いてない。現存する大きな木造は、たまたま出来が良かっただけであってそれ以外の何物でもないというのが私の持論。
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QUICKが上場企業の萌えキャラ“IRroid”開始(※なお利用規約によると無許可で突っ走っている模様模様) : 市況かぶ全力2階建
株式これくしょんがはじまってもーた。
建築これくしょんはよ。
TLの一部がスーパーケンチク大戦かケンチク版艦これみたいな様相を呈しているが、近代建築で参戦するならばやっぱり志免鉱業所竪坑櫓だろうか。 pic.twitter.com/GCxXNMnEUd
— ペチシカ (@petiska) 2014, 8月 13
スーパーケンチク大戦 - Togetterまとめ
なんかこう、方向性が固いよね。基本的にはおっぱいがどうしたとか、ぱんつ見えそうとかで盛り上がらないと・・・・・。『見え隠れするぱんつ』とか言ったら、建築家村のデザイン部落からは追い出されるの必至だけどさw