読了メモ
- 作者: 小畑健,大場つぐみ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/05/02
- メディア: コミック
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私は蒼樹嬢が好きなのです。
分かりましたか?
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- 作者: 小川一水
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2012/05/10
- メディア: 文庫
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休息者(カルミアン)が出てきて、これで概ねIのメンバーが揃いました。議会(スカウト)の掘り下げがまだか。イサリはIに出てきたイサリでOK?
宿怨というタイトルからすると、part2で何らかの手違いがあって咀嚼者が生まれることになるな。このペースだと8巻くらいで決着がついてしまいそうです。巻末に年表と各年代の登場人物リストがついたので大助かり。wikiはあんまり充実してないしねぇ。
議会(スカウト)ってボーイスカウトか。最後の別れの「E-Y-S-K-!」という掛け声は弥栄ですね。
個人的にはこのシリーズは、今最も熱いSFシリーズなのですが書店での取り扱いの少なさにしょんぼり。作者はいい物をたくさん書いていると思うのですが、いまひとつメジャーになれないなぁ。とりあえず、ファンは月に1冊ハヤカワ文庫を買って、買い支えましょうね。
やはり、ゼノギアスやNieR RepliCant の世界観が好きな人には大変オススメできる逸品です。が、いかんせんオタクすぎる嗜好だな。
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- 作者: 岡本倫
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/05/18
- メディア: コミック
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エルフェンリート路線で来ました。なぜノノノノを打ち切ったし・・・・。
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- 作者: 角田和雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1994/11/21
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大学院のときに読みましたが、名著。物体の表面の工学的・理論的取り扱いは超オタクな世界です。私も接触理論をちょこっとかじりましたが、まったくもってついていけませんでした。この辺のところをお勉強すると、弾性体の力学にはまっていってMindlinの第2解がどーのこーのの世界がやってくるわけです。私はすたこらさっさと撤退しましたけど。
摩擦・接触を取り扱おうとすると
・くっついて離れること
・表面の微小な状態に着目すること
などなど、建築系の力学の苦手とする分野に突撃していくわけです。転がり系の免震装置なんかをディープにやろうとすると、この辺の理屈が必要になります。球座のピン柱支承もそうですよね。
いわゆる面圧の話でいくと、鋼の降伏点をはるかに越えているにも拘らず弾性体のような挙動を実際は示していますね。なんででしょうねー。私もよう説明せんわ。ちなみに、私は転がり系の研究をしていましたが、転がり摩擦とはなんぞや?なんてとてもじゃないけど説明できません。こんな要因がある、とだけは言えますが。
大体、摩擦なんていう現象はきわめて日常的です。動摩擦<静止摩擦なんていう理屈は中学校で習います。にも拘らず、何故そうなのかは解明されていません。トライボロジという学際分野で活発にやっていますが、ちゃんと理論化するまでは遠いですね。
機械モノの設計やメンテを専門にしている人は分かっていると思いますが、この摩擦によりエネルギがかなり逃げています。極限まで効率化することで、20%程度は効率が上がってGDPがあがるなんていう試算まであります。まだまだこの分野はホットなんだろうなぁ。将来的には宇宙空間におけるベアリングの研究なんかをもっと大々的にやらないといけないだろうし。
筆者の方は民間企業の技術者→大学の先生なのですが、下記のようなことをおっしゃっています。
狭い国土と繊細な国民性という風土が、日本の転がり軸受けの性能と技術を世界一にした。科学の研究には国境が無い。しかし技術の開発には民族性や国民性があらわれるようである
まさにそのとおりだと思います。