読了めも

ビアンカ・オーバースタディ (星海社FICTIONS)

ビアンカ・オーバースタディ (星海社FICTIONS)


第1章のタイトルが『哀しみのスペルマ』という時点で内容をご察しください。
御年77でこんなモン書いた上に、自作の時かけなんちゃってパロディはすごいわ。
一応ラノベの棚で売ってますが、あくまで『ジャンル:筒井康隆』というのを分かって読まないと怒り出す人がいると思う。


ULTRAMAN(1) (ヒーローズコミックス)

ULTRAMAN(1) (ヒーローズコミックス)


えっと、ウルトラマンじゃなくてアイアンマンですよね??
この作者が書いていた仮面ライダーV3の同人作品のほうがよかったなぁ。版権の問題で読めなくなっちゃったけど。ダークヒーローものとして秀逸でした。


Pumpkin Scissors(16) (KCデラックス)

Pumpkin Scissors(16) (KCデラックス)


現在連載を追いかけている中で、1,2を争う熱さだと思います。なぜにメジャーじゃないんだ。7,8年前の『第1次世界大戦風の中の美少女兵士』という流行でアニメ化されちゃいましたが、あまりにも時期尚早でした。最初はノビリスオブリージュだけの話かと思いましたが、技術の伝播や文明のパラダイムシフトまで、お話に盛り込んでくるのでSFとしても読めます。あなどれん。
とても昔はエロ漫画家だったとは思えません。


静かなる大恐慌 (集英社新書)

静かなる大恐慌 (集英社新書)


どんどん1930年代の世界恐慌の状態に近づいていますね。というか、TPPなんて完全なブロック経済もいいところだし、やたらと市場原理主義者が幅を利かせているあたりを見ると、そっくりです。通貨の切り下げ競争もそうですね。とりあえず、さくっとお札を刷ってドカンと公共事業でもやればいいのに。大体、金本位制ではないので通貨発行についてはある程度は自由にできるはずなんだけどなぁ。守銭奴が多くて困る。
日本版ポリティカルコンパス
私の場合は、政治的には保守で、経済的には左派のようです。このスタンスの人は、この本を読んでふんふんと納得できるでしょうが、経済的に右派の人にはまったく理解されないでしょう。政治的にはともかく、経済的なことについて右派が多すぎでバランスがよろしくないと思います。


とある飛空士への誓約 1 (ガガガ文庫)

とある飛空士への誓約 1 (ガガガ文庫)


『とある飛空士シリーズ』はもうええやろ!とか舐めたこと思っててすいません。
やっぱり面白かったです。主人公が7人だとすると、最低でも7巻のマラソンですか。
作者の趣味の震電の架空戦記は前作で終わったので、ストーリを読む限りではジェット戦闘機になっちゃうのかいな。
このシリーズは毎回楽しく読んでいるのですが、ひとつ気に入らないのは登場気体の設定イラストがないことです。完全に世界大戦時の戦闘機知らないとついていけないよね?

スカイ・クロラ冒頭ドッグファイト。ストールターンの映像って、ほとんどないよね。

マクロス・ゼロ冒頭ドッグファイト
先日、ふとドッグファイトを中核にすえた映画を探しましたが、全然ないですね。インデペンデンスデイくらい?アニメでも、この2作以上の機動を再現したものはなかったように思います。
空戦記の映像化って、結構穴場のような気がします。まぁ、マニア向けだし、力学の知識がないと正しく楽しめないというエンタメ向きではないのでしょうねぇ。