読了めも

連載中のSF漫画としてはピカイチ。
ヒロインのミラは美少女ロボットの属性を全部乗せでけしからん。
機械関係の職人ルポ。中には鉄を舐めて成分を確認する人が出てきます。そういえば前の会社にもセメントペーストを舐めてスランプフローを確認している御仁がいました。達人になると材料を食いだすというのは共通の文化のようです。
職人と言えば一つのパーツについてこだわるというイメージがありますが、建築でも機械でも『全体を直感的にイメージする能力』『おおざっぱな形をフリーハンドで描く能力』は必須です。これは職人でもエンジニアでも同じですね。
とかいうツイートを見ましたが、この人が想定しているのはエンジニアじゃないんだろうなぁ。私の知っているエンジニアという人種は、マンガばっかり書いてましたよ。
ちなみに、セメントは強アルカリなので皮膚に触れるだけでかぶれます。
大日本サムライガール 7 (星海社FICTIONS)

大日本サムライガール 7 (星海社FICTIONS)

ちょっとスケールが小さくなってしまいそうだなぁ。選挙マーケティングに関しては作者の考えと私はいっしょです。中身はともかく露出が大事。その点、先日の都知事選における田母神氏の選挙対策は全くもって不十分でしょう。
10巻完結ペースだと思っていましたが、思いのほか盛り上がりにかけます。もっと無茶苦茶頼みます。
発売日に買って一気読みでした。このシリーズで一番面白かった。1巻を読み直したら、そのあっさり加減にかなり損をしています。
美少女テロリストに、ブロンド美女の元RIA闘志、MIT出身のメカフェチ女子と役者はそろっているというのに、馬面の公安部外事警視が本作最大の萌えキャラですw
OVAでアニメ化はよ。
五輪まで1週間 ソチで高まる危険 「黒い未亡人」テロ厳戒 - 政治・社会 - ZAKZAK
本書における敵勢力の「黒い未亡人」。ニュースを見てこの本の販促かと思いました。
作中で繰り返し出てくる『赤い釘』はコンクリート釘のことだろうなぁ。
反社会学講座 (ちくま文庫)

反社会学講座 (ちくま文庫)

ロンボルグの環境危機を煽ってはいけないに対して、『人は正しさではなく楽しさで動くのです』というコメントは秀逸。しかしながら、インテリまでもがこの論理で動くことは非常にまずいです。世の中の大衆なりマスコミの方々は楽しくやっていればよいと思いますが、エリートたるもの正しさに基づいて行動して欲しいものです。
ロケットガール第2弾。
帯のうたい文句が全て。

ゼロ・グラビティの恐怖と酩酊感は3Dで体験できても、
彼女たちの健気さは体感できない。

ゼロ・グラビティよりも真面目に物理現象に取り組んでいます。SFなのは女子高生がロケットに載っていることだけです。
名作。

お値段は結構張りますが、名著。内容の割に安いくらいです。
各国の探査機のイラストやら写真やらがバシバシカラーで掲載されてます。適当に眺めるだけでも十分でしょう。
軍靴のバルツァー 6 (BUNCH COMICS)

軍靴のバルツァー 6 (BUNCH COMICS)

これはなかなか拾いものでした。遅ればせながら連載に追いつきました。
戦場における技術・戦術の運用について丁寧に描写されています。舞台は1870年くらいのドイツ周辺国。これの40年後が第1次世界大戦を舞台とする『パンプキン・シザーズ』になると思って読むと、その間の技術革新のすごさが体感できます。二つセットでオススメ。
Pumpkin Scissors(17) (KCデラックス)

Pumpkin Scissors(17) (KCデラックス)

ソフロニア嬢、空賊の秘宝を探る

ソフロニア嬢、空賊の秘宝を探る

お転婆少女がお嬢様養成学校に入ったと思ったら、そこはスパイ養成学校でした・・・・。
どっかで見たような設定ですな。
舞-乙HiMEという傑作を知っている身としては、登場人物の少なさとか得意能力によるキャラ付けが薄いのが不満。