読了めも
- 作者: 山本弘
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2011/07/21
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東京スカイツリーを舞台にした怪獣モノ。
スカイツリーが600m強、怪獣が40mクラス。
怪獣からするとスカイツリーは7階建のビルに相当する大きさに見えます。
スカイツリーでけーな、おい。
まだ次回に続く。
- 作者: 中尾政之
- 出版社/メーカー: 森北出版株式会社
- 発売日: 2005/11/02
- メディア: 単行本
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主に機械設計の分野をメインに据えていますが、工学一般に関わることなのでナルホドと思えてきます。大体、大事故の発端は『なぜこんなおろかな判断をするのだ?』なのですが、なぜかしてしまうのです。そのメカニズムを解き明かすべく執筆された本書。読み応えありです。
高校生のときに、東海村の『バケツ de 臨界☆』なんて事例をテレビで見ていましたが、こんな恐ろしいことをやってしまうのですね。
最近は、工学的に未知の事象による大事故は減ってきました。むしろ、メンテナンス不足、組織の怠慢による不注意、責任の明確化に伴うセクショナリズムによる凡ミスが増える傾向にあり、これから先も増えるでしょう。
ついでに、無知による失敗も増える方向にあるでしょう。
機械工学の分野では、『磨耗・疲労・腐食』が失敗3兄弟だそうです。
建築の分野では、『ひび割れ・漏水・剥落』がクレーム3兄弟でしょう。
どれもこれも、科学的には分かりきっていることなのになぜか防げない。
もはや、永遠の課題でしょう。
若い人に『タコマの落橋って知っているよね?』と聞いたら知りませんでした。
構造工学の講義で、一番最初に出てくる話なんだけどなぁ。
建築構造も、いろいろとチョンボがありますが学校で習って覚えているのは、タコマ橋と、海砂を骨材に使ってコンクリートの強度不足ですべて撤去した話とか。
とか、偉そうなことを言っていますが自分でも失敗の宝庫です。
・しょーもないパラメータミスで自作プログラムがハングアップ。
・現場見習いのときに、作業指示ミスでユンボを乗り入れ構台のブレースにぶつけてひん曲げる。
・やばいなー、と思っていた型枠が案の定崩壊
・基礎梁主筋の台直しをクローラでやって倒しかける
・グラウト圧入実験で、粘性を高く調合したものを力技でポンプで送っていたらポンプ破裂+実験ジグ破壊+全方位にグラウトを散布
・地震応答解析で減衰のパラメータを間違えたまま提出
・5回くらい見直した構造計算書の式展開と結果の不整合
・大丈夫だと思い込んでいた小梁がなぜかまったく設計できていない
・断面検定をしているつもりが断面算定を行っていて顔面蒼白
・ジャッキアップしているときに、なぜかまったく離れたところで躯体破損
無数に出てくる上に、現在進行形です。
どれも、後にはちゃんと修正してます。念のため。
幸い大事には至っていませんが。。。。。。
失敗はなくなりませんが、後のフォローが大事ですよね。