貴婦人と一角獣展

貴婦人と一角獣展
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行ってきました。普通の休日というのに結構好いていました。ガンダムUCを見てない人にとっては、中世美術って結構疎遠ですよねぇ。よく呼んだと思います。企画した方、ご苦労様でした。
タペストリ(タピスリーはフランス語なんですね)はさすがの大きさ。関連作も含めて作品の点数としては非常に少ない展覧会ながら、メインの貴婦人と一角獣のサイズが非常に大きいので見ごたえがありました。これは図録で満足することなく、現地で見ることをお勧めします。
会場構成は、入り口入ってすぐにメインの貴婦人と一角獣。その次が映像解説やモチーフの解説と関連作。そのまま出ることもできますが、最後に入り口に戻れるショートカットがあるという心配り。ディテールを見直しに行くことができます。これはなかなかいいね。
入り口で音声ガイドの客引きをしています。「オードリー・ヘップバーン吹き替えの池田昌子と、赤い彗星シャア・アズナブル池田秀一が送る解説です!」とか宣伝してましたが、六本木の昼間に言っていいい空気じゃないですわ。
フランスの美術館の改装により貸し出されたみたいですが、いきさつは多分その逆でしょう。日本で改装資金を稼ぐためにやってきたんだろうなぁ。出稼ぎご苦労様です。
今一つ人の入りが芳しくありませんでした。混雑してないのは良いことですが、国立西洋美術館とかの異様な混雑からすると少ないです。それもこれも会場限定プラモを販売していないからです。図録の中でもガンダムUCを宣伝してもらっているのだから、サンライズも金を出して後援すべきでしょうに。まぁ、美術館側で断ったのかもしれんけど。
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ガンダムUC1話より。まんまやね。結構前の小説を原作にしていますが、まさかこのタペストリが日本に来るとは思いませんでした。

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柱が細いのは・・・。
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免震だからです。でも、中の丸柱に曲げひび割れみたいなのが結構入ってたから、相当ベースシア落として設計してるんじゃないかな。0.15くらい?
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チケット売り場脇の喫煙所。梁の中央の謎スカラップ。まさかとは思いますが、ここで現場溶接して削ったとか?その割には仕口の溶接は普通だし。分からん。