とろける暑さ。

JSCAのシンポジウム。
前職の会社の方がパネラーだったので、にぎやかしに参加。
非常事態を超える異常事態で仕事がないそうな。
でも忙しいそうな。
変なの。
内容は、夢のよーな話でした。
申請代行計算屋には関係なさすぎです。
構造デザインだの何だのいっても、ひとつの職能・スキルであって縁の下の力持ちというポジションで別に構わなかったのですが・・・・。
奴隷はゴメンですが。

構造デザインの歩み―構造設計者が目指す建築の未来

構造デザインの歩み―構造設計者が目指す建築の未来


部材を細くしたければ、必然的に軸力系の座屈で決まる系になります。
それはそれでいいのですが、個人的にはあんまり好きくないです。
しかも、部材自体が小さいので不意の自動車衝突事故などの設計で想定していない外力がかかるときに、ヤな感じがします。
ついでに、全体座屈で決まる系だとそれに加えて、最終的な壊れ方が一気に進むので逃げる間がないということもあるかな。そこの安全性を担保するのはできますが、やはり最終的な崩壊系がな〜。コンクリートだとせん断降伏してもスラブは落ちないので脆性破壊でもいいといえばいいのですよ。
最初に設計した片持ちの庇を車に破壊されてからは、いろいろと考えるようになりました。


ようやく1件目が竣工。
もう、5年に1件設計でいいような気がしてきた。
経験はかなり豊富な部類ですが、実績がまるでない素人童貞みたいな状態からはひとまず脱却。


液状化対策しない住宅専門家は無責任、記者座談会
無責任って言われちった。
大地震でも液状化しないとか言ってますが、住宅は中小地震に対してはそこそこ設計して、大地震は仕様規定の余力で耐えるという思想なのを知らないのか?
液状化の検討では200galが相場で、350galでやっていないのを知っているのか?
正義の味方が増えて暮らしずらいですね。
『正義の戦争』か『不正義の平和』なら、私は後者を選ぶのです。
正論は勝手に言っていればいいんだけど、目に余りますね。
「〜するべきである」論が幅を利かせるようになると、その業界は終わりじゃないかな。
構造設計という業界に来て思いましたが、あまりに知識レベルが低すぎて驚きます。地位の向上は望めそうにないですね。


資格取得に平均で200万円のコスト
構造1級取得までに5年以上の実務経験
構造安全上にかかわりなく、1ミスで莫大な責任と保障義務
時効なし
時給換算で800円程度
この職業を選ぶ人がいるのかね?
JSCAシンポジウムで、若者も散見されましたがマゾですな〜。
次の仕事は構造設計以外にしよう。


韓国で39階建てビルが上下左右に大きく揺れる…原因は不明=韓国
左右はともかく、上下に大きく揺らすにはどうしたらいいんだ?
振動は構造工学でも大きなテーマですが、柱の軸剛性的に地盤の上下動がそんなに増幅されることはないはずだし・・・・。
鉄骨造なので、どこぞの何とか言うトコみたいにグラウト充填忘れでもなかろう。物理現象として何が起きたんだ??
デパートやら橋やらが崩壊したのが思い出されますね。