ニッポン建設映像祭なるものがあったらしい。

マニアによるマニアのための映像です。
建設ビデオって、市場に出回っている数が少ないだけに見ると面白いですね。海外の建設ビデオなんかを見ると、かなり日本の現場とは空気が違います。昔のだと、上半身裸・筋肉ムキムキ・ノー安全帯・ノーヘルがデフォルトです。どっかの高層ビルの建設ビデオで、鉄骨にまたがりながらタワークレーンで上に上がっている動画がありました。日本ではありえねぇ。

かの有名なセントルイスのGatewayArchです。サーリネンっすね。
勇気ある先駆者とは、粋なタイトルです。いけると判断したポイントが知りたいです。



ロッキングカラム形式の免震機構。この手のものは、私もちょっと研究したり基本計画したりしました。大断面の芯柱を用いた寺社建築でも、これに似た機構で成立してますね。
この手の復元力特性って、2方向加力時の円の接線方向の軌道は復元力を持たない軌道になるはずで、モデル化するのが非常に面倒ではないかと思います。積層ゴムは弾性体なので、接線方向の軌道も法線ベクトルの重ねあわせで表現できるので、現行のモデル化でも問題ないと思いますが。動画の中では、torsionについて触れているため、どうやら問題なさそうなのですが・・・・。理屈としてはちょっと納得いかないかな。
ロッキングカラム形式の場合、極限変形を超えたときに一気に崩壊しそうなのが怖いですね。これは積層ゴムでもいえてますが。やっぱり、無駄な努力でも限界変形以前のところに壁を作っておきたいわ。


木質系耐力壁形式構造に関するQ&A

木質系耐力壁形式構造に関するQ&A


素朴な疑問集。
構造用合板を真壁仕様にしたら、急に耐力が上がる理屈が載っていれば使えたのに。
読んでいて重いましたが、筋交い4.0倍+合板2.5倍の6.5倍→5.0倍頭打ちで設計してますが、確かに金物は6.5倍で計算するのが筋でしょうね。ただ、柱脚を固めすぎて入力が大きくなりすぎるのも、ひどい壊れ方をするので、どっちもどっちかと。
RCでも鉄でも、規定や設計指針はありますが、なぜその値を制限値にしているかやいきさつがすでに残っていないものもありますよね。これは木質構造についてですが、RCやSについてもまとめたものを読んでみたいなぁ。え?古い指針かって自分で勉強しろって?81年版だかのRC規準は売ってないんですよねぇ。