読了めも


ストーリーが思い出せない漫画のナンバーいくつか。
笹山が狂言回しで・・・、だめだ。思いだせん。
かれこれ連載が15年くらい続いているイメージがある。
紅 kure-nai 8 (ジャンプコミックス)

紅 kure-nai 8 (ジャンプコミックス)


原作のラノベは完全に中断した模様ですが、漫画のほうが面白いわ。
原作にあった不健康な部分がなくなって、健全になってますね。
これはもう、ラノベのほうは店じまいしたほうが良いのでは?
ONE PIECE 64 (ジャンプコミックス)

ONE PIECE 64 (ジャンプコミックス)


世間では大人気だそうですが、さっぱり何が面白いのかわかりません。
私が歳だからなのでしょうが、解説プリーズ。
007 白紙委任状

007 白紙委任状


作者のドンデン返しの手法は、こういうアクションもののほうが向いていそうです。ライムシリーズでは、どうしてもキャラを動かせないという制約があるのですが、ボンドは動けますからね。ただ、犯人像がイマイチ濃くなかった。コフィンダンサー位の強敵を期待していましたが。
最近のディーバーの著作は、IT技術を駆使した捜査が前面に押し出されていますが、20年後に読んだ時に陳腐な描写となっていそうです。それよりも、初期のひらめきによる描写のほうが熱くなります。
問題は、年に1作しか読めないところだな。ライムシリーズは英語圏ではもう出ていますが、翻訳はおそらく来年。
テロリストのパラソル (講談社文庫)

テロリストのパラソル (講談社文庫)


なつかしの。アル中の中年親父が、昔同棲していた女性の娘に惚れられると言う中年親父の妄想だと、袋たたきにされる向きもありますが、コレはコレでハードボイルドですね。全共闘時代なんて、歴史の教科書レベルなのですが高々40年前なのか。今、政権をとっている方々ですな。
作中で時限爆弾の作り方を登場人物が説明するくだりで、『革命当番』なる本をもとにしたとありますが、これは『腹腹時計』でしょう。出版当時のハードカバーでは『腹腹時計』って書いてあった気がします。なんでこういうところを文庫本では変えちゃうんだろうなー。読んだ当時中学生でしたが、非常に興味を覚えた下りでよく覚えているんだけど。まぁ、こんな奴がいるから検閲がかかるのかという気もする。
黒と茶の幻想 (上) (講談社文庫)

黒と茶の幻想 (上) (講談社文庫)


恩田陸を再読したくなったシリーズ。個人的には、本書が彼女の中の最高傑作です。屋久島行ったときは、この本を片手に行きました(実話)。
4人の中年に差し掛かる男女が話しているだけなのですが、それが良い。こういうくだらない話を分析・駆け引きしながらお話できるのはうらやましいです。
この本、何回読んでも利枝子が好きになれないです。私は地雷娘と勝手に名づけています。この本を読んだ人間が、登場人物の4人に対してどのような印象を受けるのはさまざまでしょうが、実際に聞いてみたいです。
作中の、『結婚する前にもしひとつ聞くことがあるならば』というくだりで、『どんなことがあっても私のことを理解しないでもらえますか?』という問い。間髪いれずにyesは問題ありそうだし、noでも付き合うのは無理そうだし。なかなか含蓄のあるお言葉。
また屋久島に行ってみたいな。