建築家(笑)

津波対策はノーマークだった日本の建築業界
日経のゴミのような記事なのでまともに取り合うのもなんですが、なんという無責任な建築家の放談でしょうか。正気を疑います。

とにかく建築にとって大事なのは、その時に設定された予算以内で、現在の建築基準法に従った建築を作ること。それが必要十分条件となっている。例えば坪100万円で建築基準法に則った設計ができていれば、誰も文句は言わない。その建物が50年後に構造強度をちゃんと保てているかどうかについては、誰も考えない。だってみんな、自分は生きてないと思っているから。

木造ならば、柱が白蟻さんで傷んでくれば根継します。鉄骨はめっきなり防錆塗装しますし、純鉄骨の場合は基本的には取り壊してしまうでしょう。RCは、ひび割れの問題はありますがきちんとメンテすれば50年後に現行規準の強度に近いままで存在可能です。
少なくとも、私はそこそこ長く使えることを理想として設計活動に臨んでいますし、妄想としては自分が設計したものが自分の死後にBELCA賞が取れればいいなぁ、なーんて思っています。
無責任なのは、隈研吾であってそれを一般論にしてしまうとは何という暴論。世間のまじめにやっている建築家はもっと怒るべきです。

「土砂災害」も「原発事故」も、戦争のツケが招いた

津波に負け、地震に勝った日本の耐震基準

── 東京の都心部では、老朽化した九段会館の天井が崩れて2人が亡くなりましたが、それ以外に、大量のケガ人や死者が出るような建物の倒壊、崩落はありませんでした。

隈:建築に関しては、揺れはすべて計算の範囲内ですからね。

誰かこの大バカ野郎に模擬地震動の作り方や理論的背景、有効数字の概念を教えてやってくれ。
ちなみに、今回の都内の揺れでいくとレベル1.5程度で、本当に想定している大地震動からするとゴミのようなエネルギしか持ってません。免震層が200mm動いた!とか喜んでいるアホが散見されますが、本当に想定しているものは倍以上のレベルです。

養老:隈さんがおっしゃるように、建築の法規が一律というのは、おかしいよね。

隈:地盤と地震波と建築の震動数という3つの相関関係でいけば、もっと細い柱でも建築が成立する土地もあるわけです。そういう場所では細い柱で建ててもいいことにすれば、資源やエネルギーを節約できる。逆に、もっと柱を太くしなきゃダメだよ、というところも当然、出てくる。

── そういう計算は難しいものなのですか。

隈:いえ、今では簡単にできるんです。超高層ビルなど特別な建物は、「建築評定」というプロセスを通らなければいけなくて、いろいろ綿密な計算が求められます。そのほかの評定のかからない建物は一律の基準で、パソコンで簡単に計算できるようになっています。

 そこには地盤の性質や建築の固有振動数といった要素は全く入ってこないのですが、普通の小さな建築でも、そういった要素を取り込んで計算することは、今の技術レベルなら簡単なんです。そうやって無意味な一律の基準をやめて、それぞれの土地で、「だましだまし」細かく計算し続けていくしかないと思うんですけどね。

なんだか、私の知らない世界では応答解析をすればすべてわかるそうです。
E-ディフェンスのブラインド解析の結果を見て言っているのでしょうか?
彼とよくやっている何とかという構造家(笑)とか外資系の何とかという会社(個人的に極めて不快感を持っている)がチラチラと脳裏をよぎります。
とりあえず、こんなにわか知識の大馬鹿野郎が東大の建築の教授をやっている時点で、日本の建築家はもう死んだなと思います。仕事をする価値すらありません。
正直な話、日経という大きな媒体でこのような戯言を言っているのを学会の構造の先生連中が見逃しているのもよくありません。バカな建築家とせせら笑っていて良いステージを大きくはみ出しています。ともだおれとかいっていますが、さっさと一人で倒れて墓場に行ってほしいものです。
ちなみに、私は超高層の経験はありますし、評定物件も同年代ではずば抜けて経験が多い部類に入ると思います。一応その知識があるという前提で、この手の妄言を少しでも批判しなければ、建築家はすべての信用を失ってしまうでしょう。


復興を機に“建築家”が変わる
言いたいことは読者コメントにすべて書いてありました。

世の中の人は、社会の問題点や弱者へ目を向け、その解決策を提案する「専門家」を求めているのだと思います。「建築家」が何をする人なのか誰も分かりませんし、「建築家」に何かしてほしいなんて誰も求めていないと思います。まずは「建築家」という概念から離れることから始めるべきではないでしょうか。

建築家(笑)。
ケンプラッツも、完全に実務設計者に背を向けるようになりましたねぇ。
このバカげた観念論者どもの妄言を何とかしたいところですが。。。。。



道端で見つけた杉板本実RC打放失敗作。
これは、バイブが甘いのと竹のツコツコによる突きが甘かったな。型枠表面の気泡を根気よくツコツコしないとこうなっちゃいます。超気合を入れても、表面の気泡をすべて追いだすのは非常に難しいです。以前土工要員で杉板本実RC打放やったことがあるので、よくわかります。
ところで、ツコツコって正式名称なんだろう?竹槍??