何はともあれ。

先日のコメント欄に書いたとおり、今回の選挙は投票率が下がって欲しかったです。
戦後最低の投票率!なんとすばらしい結果でしょうか!
とか言うと怒られるのかなぁ(´・ω・`)
私は基本的にはゴリゴリのエリート・官僚主義大好きなので、最近のような国難の場合にはハーヴェイロードの前提でかまわないと思うのですよ。東北がそこそこ復興して景気も良くなって、近隣の国とのゴタゴタがある程度解消したら、もうちょっと皆さんが参加しての民主主義でも良いと思うのですが。。。。
大体、政治に興味があってそこらへんで議論していると言うことは景気が悪い。景気がよければ『政治!?勝手にやっとけ!今オレは金儲けで忙しい!』となるわけですよ。田舎は基本的に常に景気がよろしくないので、仕事を引っ張ってきてもらうために代議士を選んでいる面もあり、常に投票率が高めというのが真っ当な世の中でしょう。


民主と自民については他の皆さんがたくさん書いているので、今回はパス。今回の本当の惨敗は未来の何とかでしょう。東日本大震災からの復興もままならないのに、分けのわからんイデオロギ全開の最低のクソ野郎の集団だと私は断定していますので、見事に消え去ってくれてよかった。選挙戦前半は第3極で100議席以上!とか新聞に出てて、かなりびびってましたよ。
後は、維新の会に合流した立ち上がれのメンバーは笑いが止まらないでしょう。来年まで絶対に党が維持できずに割れるわけですから、まさに名前と議席だけお借りしました〜状態です。最初に合流したときは正気か?と思いましたが、ここまで織り込み済みだったんでしょうねぇ。


「自民党の実質的敗北により安倍総裁が危機に陥った」 マスコミの理解不能な論理がネットの嘲笑の的に

しかし、政権交代という政治の節目を迎えたにもかかわらず、三年前のような高揚感に乏しい。自民党が野党の三年間で自己変革を成し遂げ、磨き上げた政策への圧倒的な支持で政権復帰を果たしたわけではないからだ。

 そのことは、政党支持の指標となる比例代表の獲得議席数を見れば明らかである。
 例えば、自民党が圧勝した二〇〇五年衆院選の比例獲得議席は七十七、〇九年の民主党は八十七だったが、今回、自民党の比例獲得議席はそれらに遠く及ばず、五十台にとどまった。
 自民党はまず、この厳しい現実を直視すべきである。

野田内閣は「三〇年代の原発稼働ゼロを可能とするよう、あらゆる政策資源を投入する」との戦略を踏まえ、エネルギー・環境政策を進めることを閣議決定した。
 原発ゼロを実現するには十分ではないが、閣議決定であり、特段の状況変化がない限り、後継内閣が方針を引き継ぐのは当然だ。

あまりにも意味不明。。。。涙拭けよ。。。。。
これから総力を結集して引きずりおろしにかかるんだろうなぁ。お疲れ。
早速、1票の格差ガー、投票率ガー、死に票ガー、で来てますね。


先日のエントリにも書いたような気がしますが、今回の争点はハッキリしていて景気対策・経済政策です。自民・公明・たちあがれ・(幸福実現w)は積極財政、その他は緊縮財政でした。これだけハッキリとした争点が現れるのは、ギリシャ→フランス→アメリカと来て日本にもやってきてますね。
新聞、テレビなどでは脱原発、消費税、TPPなどで争点隠しを一生懸命して、現政権をバックアップ+維新と未来上げ上げで報道したと言うのにこの体たらく。まさに報道のボンクラ化です。本気でプロパガンダをするならば、自民の政策の問題点などいくらでもあったでしょうに。こんなことも理解できないほど、知能が劣化しているようです。困った困った。
と言うわけで、今回は無風云々ではなくてマスメディアの敗北が大きかったように思います。ま、これから必死に巻き返してくるでしょうが。


今日の北国新聞社説。

自公が政権奪還 現実見据え「熟慮の政治」を
 大方の予想通り、自民党が単独過半数を制し政権奪還を果たした。北陸は石川、富山、 福井の1〜3区で自民党が9議席を獲得する「完勝」である。安倍晋三首相の誕生と自公の政権奪還は確実だろう。

 民主党は100議席に届かぬ惨敗を喫した。予算を組み替えれば捻出できると主張した マニフェストの財源は影も形もなく、「コンクリートから人へ」や「政治主導」といった改革のスローガンも掛け声倒れに終わったのだから当然といえば当然である。3年3カ月の民主党政権に対する有権者の審判は、容赦のないものだった。

 12政党が入り乱れ、第三極がどの程度支持を集めるか注目されたが、日本維新の会が 大躍進し、みんなの党が健闘した以外は伸び悩んだ。乱立がたたって埋没し、民意という名の「風」がどこへ吹いているのか、最後までつかみ切れなかった印象もある。

 ただ、大勝を収めた自民党の議員はどこまで手応えを感じているだろう。民主党が政権 を取った前回選挙の沸き上がるような熱気、高揚感は感じられない。民主党を見切った有権者の多くが、消去法の結果として自民党を選んだだけではないか。

 自民党への支持は、民主党に対する深い失望と怒りの裏返しである。自民党は未熟ゆえ に稚拙だった民主党の政権運営を反面教師として、現実を見据えた「熟慮の政治」を実践してほしい。

 傷だらけになったこの国の再生は安倍総裁の手に託される。内政、外交の閉塞状況を打 ち破り、成熟した民主主義国家らしく、穏やかで安定した暮らしを取り戻してほしい。そのためには、まず景気を回復させることだ。

 安倍総裁は、デフレ・円高対策として、日銀に大胆な金融政策を求めると同時に、2% の物価目標を設定し、その達成に向け日銀法の改正を視野に入れた公約を掲げた。「金融緩和はすでに限界」「ハイパーインフレの危険がある」などの批判もあるが、安倍発言を機に日経平均株価は大幅に上昇し、円ドル相場も大きく円安に振れた。たとえ「口先介入」であろうと、安倍総裁の狙い通り、マーケットは正しく反応したのである。

 デフレ下では、いくら名目金利が低くても、実質金利が高いため企業はお金を借りにく い。正規雇用の減少で、世帯当たりの所得も減る。こんな状況を打破するには、政府が公共投資を行い、民間が得る収入を増やし、税収増につなげる必要がある。

 増税による財政再建は見果てぬ夢だ。増税は景気の足を引っ張り、国力をそぐ負の連鎖 をもたらすからである。経済成長で税収増を図り、その結果として借金が減っていく図式が望ましい。消費税を引き上げるのであれば最低限、景気回復下で行うべきだ。

 米国はリーマンショックを積極的な金融緩和策で乗り切った。翻って日本は、今なおリ ーマンショックの傷が癒えていない。これは明らかに民主党政権の経済政策と日銀の金融政策に問題があったからではないか。安倍総裁は公約通り、大幅な金融緩和と積極財政により、デフレ脱却を目指してほしい。

 高度成長時代につくられた道路や橋、トンネル、堤防などは築30年が過ぎて老朽化が 目立っている。学校の耐震補強も急がねばならず、防災・減災の観点から、補修や補強が必要な事業は無数にある。国民に納得してもらえるものを厳選して行う必要がある。

 自民党は公約で、現在および将来に責任の持てるエネルギー戦略の確立を目指すとして いる。原発に依存していたエネルギー政策を転換すると同時に、再稼働については、3年以内の結論を目指し、安全性の判断は原子力規制委員会の判断に委ねるという。新しい安全基準の策定を急ぎ、政府が責任を持って再稼働の可否を最終判断する仕組みを確立すべきだ。

 民主党政権は外交でもかつてない危機をもたらした。鳩山由紀夫元首相の「最低でも県 外」や米中等距離外交発言などである。傷ついた日米の同盟関係を修復し、より強固なものにすることも安倍政権の役目である。尖閣諸島をめぐる中国の軍事圧力や北朝鮮の脅威に対抗していくために外交の立て直しを急がなくてはならない。

大幅な金融緩和と大規模な財政出動のパッケージについて、まさに正論が書かれています。新聞媒体では初めて見たよーな気がしてなりません。


これから新聞・テレビ・アルファブロガー(笑)などが全力で仕掛けてくるでしょう。
乗り切るためには、7月の参議院選挙まで株価の上げ上げビームを続けない限り、新政権は持たないでしょう。今回ミスったら本当にマズイことになるので、何とかしのぎきって欲しいものです。
一部の世間では、日銀人事が天王山と言われていますが、金融円滑化法の期限切れが3月にやってきます。まさにアレこそ不良債権の山で、地獄の釜がグツグツと煮立っております。とりあえず、不良債権すべて買い取ります!みたいなことが出来るかどうかだろうなぁ。


落選議員、続々ハロワへ 早朝から行列
皆さんお疲れ!就職・転職活動の厳しさが伝わったでしょうか?!