耐震設計って何さ2

耐震性を確保するために、高強度化や耐力要素を増やすというのは常套手段で、それこそが耐震設計だと思われています。そう思っている構造設計者も多くいます。
が、非常に個人的な考えですが軽量化こそが王道だと思っています。
ニュートンの第2法則によれば、力は質量に比例します。
運動エネルギも質量に依存します。
位置エネルギもそうです。
だったら、建物を軽くすれば外力が小さくなって、同じような耐力でも外力が小さいことによる余力が生まれるだろう、という発想です。
高層RCマンションなんて、自分自身の重量がほとんどなので、可能な限り小さい断面で設計することが、すなわち耐震性の高い建物になるのです。
これって、経済的で合理的な構造設計こそが耐震性を生み出すという主張です。

が、しかし。
アネハさんという悪い人がインチキ経済設計をしたせいで、経済設計=よくないモノという思想が生まれてしまいました。悲しいことに、設計者の中でも経済設計にいやな顔をする人は多いです。

ちなみに、経済設計を行えばそれだけ資材を節約できるので

     *      *
  *     +  エコです
     n ∧_∧ n
 + (ヨ(* ´∀`)E)
      Y     Y    * 

と主張してみましたが、今のご時勢では受け入れられないようで残念。
いつか何らかの形で論文を書いて、学会を含む建築設計業界に喧嘩を売りたいのですけども。

建築雑誌とかで散見される、バカみたいに資材を投入して、高級な設備を入れた上で、『地球環境に対してやさしい』とかおっしゃっている設計の先生は万死に値すると思っていますが。。。。。



『王道』と変換したら、第一候補が『横道』でした。
自分のPCだけあって、使用者のことをよく分かっていらっしゃる。
うん、真ん中では絶対にない考え方ですかね。