津波に強い建築構造??

木造は完全に流出。
鉄骨はホネを残して流出。
RCはなんやかんやで何とか残っていた。
でも、基礎がもげて転んだやつもあった。
という事実からするとRCの方が津波に対して有利のような気がします。
が、これは結局のところただの結果論ではないかと。
RCとはいえ、開口部はあるわけでそこから水が入ってきた場合は
躯体を残して全損する上、躯体にもダメージが残るので
結局取り壊しになると思います。その上、結局避難所にならないので
無理に抵抗しようとせずにさっさと逃げるソフトを強化するのが先でしょう。
地震は現行の技術でまったく発生日時が分かりませんが、津波は高さはともかくとして、来るか来ないか位は分かります。

津波に強かった「1階吹き通し」再使用できるケース多く 建築学会報告
どうも、建築学会の一部のボンクラさんが
『ピロティ構造は津波に強い。地震で建物は倒壊しないので、沿岸部はピロティを採用すべきだ』
と、おっしゃっているようです。
お前らは、もう阪神大震災で何が起きたのかを忘れたのか?
さんざんピロティで層崩壊が起きていたのに。
そして、今回の地震が偶然にも建物に対して大きなダメージを与える周期帯に卓越周期が来なかったから、助かった人が多かったことも分からないようです。すごく建築技術を過信してますよね。
これで、建築基準法に津波荷重なんて不毛なものができたら構造設計やめよう。もう、付き合いきれんわ。。。。。

何回見ても、自分の設計でこの地震波に耐えられるかちょっと自信ない。
マジで鷹取波ってなんなのさ。。。。。。


現行の津波荷重の考え方は、相変わらずせん断力係数のようです。
入力エネルギの見方からすると、津波>>>>>>>>>>>>>>>地震なわけで、
果たしてせん断力係数で解決できるかは疑問です。
地震と違って継続時間が桁違いに長いわけで、力積の考え方じゃないと
成立しないんじゃないかな?
今回の震災の写真で、津波によってRCの壁がもげて千切れているのを見て『こりゃ無理だわ』と思ったものですが、専門家さんは違うのか?燃えている漂流物+漁船のアタックに対して、住宅を健全に保つことは明らかに合理的判断ではないと思うのですが。。。。。