単位のお話

現在SI単位が主流で使われていますが、その昔は工学単位が用いられていました。私の年代でいくと、カリキュラム的にはSI単位で学習していますが、大学の先生などは工学単位で教えている人も多いので、どちらでも特に違和感なく変換できているかなと思います。
SI単位で計算書を作るときは別に気にもならないのですが、口頭でしゃべるときにSI単位だと桁数がめちゃくちゃ多いので困ります。工学単位だと、最大5桁以内に収まるのです。SI単位の計算書では、有効数字3桁×10のべき乗で表しているので、簡潔といえば簡潔なのですが・・・・。
加速度・速度に関しては、私は完全に工学単位でないと把握できないです。なんでgal,kineは使っちゃだめなのかね?これに関してだけは、SI単位を使っている人を見たことがない。大臣認定の別添・別表だけだわ。
かつて、性能評価資料で杭の軸力が30MNと記述していた例がありましたが、マジでわからん。
SI単位と工学単位、変換すればどうってことないですが、根本的なセンスが違っているのが何とも言えず気持ち悪いときはありますね。最近の若い人は違和感ないのかな?

某先生(といっても内容ですぐわかるw)のブログ
SI単位化の影響
谷口吉生
いつぞやか取り上げたフォーラムビルディングについてのコメントが着いています。CFTにして熱容量を大きくするor避難安全検証法を使って、少しでも耐火被覆を減らして断面を大きくしようと抵抗した形跡すらない・・・・。
こんなにバカみたいな鉄骨を使うのは納得いかないなー。やっぱり。
先日お話した東大の建築家さんは大絶賛でした。いわく合理的だそうです。
個人的には、根本的に構造計画を間違えたとしか思えないのだが。
本当に剛性足りるのか・・・・・?


「本棚のうずまき」で出来ている、武蔵野美術大学の超おしゃれな図書館
結露・雨漏りで大変みたいです。
そりゃそうだ。見たまんまですね。
昔は、若手建築家に負けるな!というモチベーションでしたが、彼らは5年すれば勝手に消えるので、座っているだけでいいのではないかと最近思い始めています。構造家の池田氏とか、完全に消滅しましたし。建築家のヨコミゾマコト氏も、ぜんぜん見かけなくなりましたね。
やっぱり、内覧会の日に梁が変形してサッシュ開かないとか、3年経ったら漏水がひどすぎて室内で蛙の大合唱とか、建物以前のものは作りたくないなぁ。
今でも、自称建築家のリノベーションとかやってますが、下地材や設備計画という発想がそもそもないのは、プロとしてどうよ?と思います。
事務所の中に番頭がいて、取りまとめているのなら問題ないのですが、最近の人はソロなんだよなー。だから5年で消える。