読了めも

IBM 奇跡の“ワトソン”プロジェクト: 人工知能はクイズ王の夢をみる

IBM 奇跡の“ワトソン”プロジェクト: 人工知能はクイズ王の夢をみる


自然言語を解釈するマシンでクイズ王に勝つ。
以下、ぐぐればいいじゃん禁止。オフラインのマシンです。
質問を理解して、関係のありそうな用語を引っ張り出してくる。これだけ書くと簡単なように見えますが、相関関係や因果関係を計算の上で候補を絞り込んでいくのは至難の業です。すごいわ。
質問応答のエキスパートシステムですので、データベースさえ充実していれば設計で「えーと、こういうときはどうしたらいいんだっけ?」と聞いて答えてくれるものができるわけです。これは、今までは熟練した技能を持っていた人間がやっていたわけですが、アシストツールとしては有用かと思います。データベースからあいまいな質問で情報を引き出すツールになってくれるのかなぁ。
前回は、チェスで今回がクイズ。次は何をしてくれちゃうんでしょうね。

食える数学

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私もご他聞に漏れず、数学と物理が苦手ですのですごく共感。
今思えば、線形代数でこけたのは数学科の先生の講義だったからか。逆にフーリエ変換なんかは単位を取れましたが、あれは工学系の先生が教えていたなぁ。
建築構造の場合、一貫計算プログラムがすべてやってくれるのでソフトウェアの教育を学生のときにするべきだという実務の人は結構います。ただ、最初からソフトの説明の場合、適用限界が一切わからないまま使うことになるので、かなり危険側ではないかと評価しています。節点振り分け法なんて、絶対に使わないと思われていますが、意外と使います。そのあたり、学生さんもわかってくれたらなぁ。